オースチン・ヒーレー スプライト Mk1(カニ目)も調子よくなってきたので、久しぶりに三浦半島へドライブしてきました。
全体のドライブプラン
横浜からの距離は110.8㎞。
オースチン・ヒーレー スプライト Mk1(以下カニ目)は、まだ普通の車みたいに長距離を走らせることはできていません。また、高速道路を中心にそれなりに緊張して疲れるので、だいたい1回のドライブは長くても100㎞~150㎞というのが今のところの実績です。
そんなんじゃ旧車乗りとは言えないよ!という方、ぜひ私を鍛えてください。笑
(※民家の近く等は走ったルートに記載していないため、実際に走ったルートとは異なる場合があります)
ルートは良く走るところで、それほど新しさはありません。
が、今回は息子のカメラも借りてきたので、ちょっと車を撮影できる場所を探して写真を撮る、というのもサブ目的です。
あと、三浦と言えばマグロで、それも毎回目的になっています。
久しぶりだけど、やっぱりいいなぁ!
のっけからこの言葉ですが、カニ目のいいところは、とにかく開放的ということ。
Aピラーもあってないようですし、とても立っているのでオープンカーと言えども現代のそれとは大違い。本当に一面、空。
ほんとに身の丈に合ったサイズ(長さは3,500㎜程度と軽自動車並み、幅も軽自動車より狭い)で、ハンドルを握れば車のプリミティブな楽しさにあふれている。
とはいえ、走り出すときは「今日は大丈夫かなぁ。途中で止まったりしないかなぁ」と少し不安になったりするんですけどね。

しかしそれも、横横道路を釜利谷JCTくらいまで走ればカニ目の調子がわかってきて、今日は(「も」が正しい)大丈夫だ!という気持ちになってきます。
10月になって気温も下がり、最高のドライブ日和です。
馬堀海岸IC~神奈川県道209号観音崎環状線~寄り道
横横道路を終点、馬堀海岸まで走って終点を右折して神奈川県道209号観音崎環状線に。この県道は観音崎付近までは国道16号との共用区間みたいです。馬堀海岸から始まり、浦賀駅前までの6.1㎞を結ぶ短い路線。それでも海沿いの起伏のある道を走り、横須賀美術館、観音崎といった観光地を通る、いかにも三浦半島らしい路線です。
カニ目は、前のトラックについてリズミカルにコーナーを抜けていきます。とにかく小さくて、車の流れにしっかりついて小気味よく走れます。むしろもう少し速く走りたいくらい。


ちょっと県道209号から外れて海沿いの道に入ると、団地が見えました。車通りが少ないので、少しだけ車の写真を撮らせてもらいました。


路地を走る
団地から車を少し走らせると、なにやら少しにぎやかなところが。叶神社(東叶神社)という、けっこう人が集まる神社の前を通ります。そして路地に迷い込むと、ちょっと前にテレビで見たことのある「浦賀の渡し(東渡船場)」の前へ。カニ目だとこうした細い道も躊躇なく入っていけます。
ちょっと迷い込んで叶神社の前に戻ってきたら、途中神社にお参りに来た方と2度すれ違い。オープンエアなので、バイクに乗っているみたいに会釈して通り過ぎます。歩行者の方ともすごく近いんですよね。中には、「わー、かわいい」と言って喜んでくれる方もいます。そういうのも良くわかります。
またまたふらり、燈明堂海岸へ迷い込む

浦賀駅前から神奈川県道208号、県道212号と走ると、何やら左に分岐する面白そうな道が。バイパスとして作られたトンネルを抜けてから左折して引き返すと、古びたトンネルが。またそこで写真を撮らせてもらいます。



もうちょっと海の方まで走れないかな、と思ったら「浦賀燈明堂」の標識が。ああ、行きたいと思っていたところだ!浦賀燈明堂は1648年に作られた灯台で、観音崎灯台ができたことにより1872年に稼働を終えるまで220年に渡って使われてきたもの。1989年に復元されて現在は観光できるようになっています。


なぜかこの日は灯台には行かないで済ませてしまったのですが。。。近いうちに近くの千代ケ崎砲台跡とセットで見に行こうと思っています。



神奈川県道212号線~国道134号線で三浦海岸へ

ちょっとディープなところに入り込みすぎたので、少しスピードアップ。国道134号線を走ります。そして三浦海岸で再び県道へ(県道215号)。駐車場で止めて海を眺めに行く、というのがいつものプラン。



神奈川県道215号~道草して三崎港へ

神奈川県道215号上宮田金田三崎港線は、三浦半島の東側の幹線道路。途中金田湾や江奈湾、毘沙門湾などを通るので、風情もたっぷり。一方で丘の上から見える太平洋もなかなか良いもの。またふらっと足倉海岸(サバの水揚げで有名な松輪の隣)に迷い込んでドン詰まりで戻ってきたりと、カニ目ならではの珍道中でした。



この区間は適度なワインディングやアップダウンがあり、カニ目くらいの車だと上り坂は3速フルスロットル(ギアを4速にいれると失速する)だったりするのでなかなか楽しめます。トルクもあるエンジンですが、3速1500回転くらいから5%くらいの勾配を登ろうとするとなかなかきつい。パワーバンドに入れて走ると坂道も全く苦にせず走れます。カーブはリアのリジッドサスペンションがゆらゆら動き、何とも言えない感じですがこれがまた楽しいですよ。
坂を登り切り、宮川公園の風車を見上げたら、一路三崎港へ。




昼食は三崎港「蓮花」で
「ゆらり」の近くにある小さな食堂「蓮花」で昼食をいただきます。女将さんが一人で切り盛りされています。入るなり、血合いを醤油で炊いたものが出てきました。すごいー。

3品好きなもの選んでよい、というので赤身と中トロをまず選び、残り1品を焼き物にしようと女将さんのおススメを聞きます。どれもおいしそうだなぁと迷っていたら、「じゃあ半分半分出してあげる」といって塩・胡椒味のほほ肉(だったと思う)とみそ味のカマに近い所(?)を両方出してくれました。大変美味でした!

港魚問屋で買い物
ミナミマグロが好きなので、希少部位の刺身を買いました。あと、いつも買うのが尾身。ここのは切ってないので家でやらねばなりませんが、この値段(写真)。そのほかマグロのすり身で作ったはんぺんなどを購入。

「ゆらり」の野菜売り場では地元産のバターナッツかぼちゃを売っていたので購入。スープにするとうまいですよね。

帰路は一直線
けっこうのんびりとしてしまったのでカニ目を70-80㎞/hで走らせ、一路横浜へ。
帰ってみたら妻もバターナッツかぼちゃを買っていました。思考回路が似ていすぎる。。










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