今年もオースチン・ヒーレー スプライト Mk1(カニ目)で1泊2日のツーリングに参加してきました。
今年は林道をたどり標高1,630mの峠を越えるルート。
無事、越えられたのでしょうか?
難関は標高1,630mの白樺峠!
2年連続のグループツーリング。行き帰りの中央道は余裕であることが昨年わかったのですが、今年は難関が。
それは、林道奈川安曇線(通称上高地乗鞍スーパー林道)を走り、標高1,630mの白樺峠を越えること。
今年(2025年)3月に、足尾の峠道、山登りで失速したこともあり(記事はこちら)、山登りにはかなりの緊張を伴います。
事前準備。混合比の調整をしてもらった
そんなこともあり、いつもお世話になっている整備士に相談すると、
「ちょっと空気を多めにしておきましょう」といってちょっとだけキャブの混合比を調整してもらいました。

念のため、クラッチのエア抜きもやってもらいました。
もうひとつ雨対策
前回、高速での雨漏りがひどかった話をしました。
今回はこちらも対策。幌とフロントウィンドウの合わせ目に入れる鉄の棒を、丸いものから四角いもの(こちらが標準)に作り替えてもらいました。これで、合わせ目の隙間がなくなり、雨漏りが減るはずです。

これで準備万端!
前泊。夜の中央高速でワイパーが止まる
今年は中央道の渋滞を避けるべく、山梨で前泊することにしました。夜、横浜を出発します。外は雨。
うちのカニ目には、先月にヘッドライトのリレーをつけてもらいました。が、ワイパーの電気系統はそのまま。夜、エンジン始動後アイドリング回転数がまだ低い状態でワイパーをかけると、信号待ちでエンジンが停止することがあります。そんなこともあり、冷間時限定で、信号停止時にはワイパーを手動停止しながら走ります。
とても快調だったのですが、目的地の20㎞手前で、ワイパーが動かなくなりました。
なんか動きがもそっとしてきたと思ったら、あらま、止まってしまった。
ワイパースイッチを引いてもうんともすんとも言わず。
ちょうど目の前に45度くらいの角度で止まったままなので、ちょっと背伸びをしたり、首を傾げたりしながら前方視界を確保して運転しました。幸い雨は小ぶりになったので良かったのですが。

コンビニに入れて、手でワイパーの停止位置を動かそうとしても動かず。
どうしたものか、と試しにスイッチを入れてみると、なんと動き出すではありませんか!
その後も道中止まったり動いたりを繰り返すワイパーでした。
今度見てもらおうかなと思います。
翌朝は微妙な天気。幌を外してみる
翌朝、何とか曇り空になったので幌を外してみます。

柱だけの状態に。

全部外し完了。ただしサイドウィンドウはつけたまま(これも取り外し可能)

良し行くぞ!とガソリンスタンドまではとりあえずオープン。
が、この後無情にも雨が降り始め、すぐに幌を閉じて集合場所に向かったのでした。
閑話休題。早昼をいただくが、、、
いまいち体調がすぐれず、集合場所には時間ギリギリにいくことにして、給油後サービスエリアで早昼。が、時間を間違えて、集合時間に間に合わないかも?!
7分でこちらをいただきました。あぁ、もったいない。

峠への上り坂。速すぎてついて行けない!
さて、集合場所からスタート。停める位置が悪かったためか、ものすごい速い車の集団の中に。
とても、ついて行けません。
周りの車は1,275ccで65HPを発生するエンジンに乗せ換えて、さらにキャブレターもWeberに変えてあったりといった「走り」仕様。そして何より皆さん運転も抜群に上手い。
私は948㏄、42.5HPのエンジンにノーマルのSUキャブ、そして運転も下手。
上り坂に差し掛かり、カーブもきつくなります。カーブで速度が落ちるとカーブ脱出で加速できないので、なるべく速度を落とさずにカーブに侵入。できるだけ早くアクセルを踏もうとするのですが、なかなかうまくいきません。
ブレーキはほとんど使わず、カーブ手前で速度低下、ステアリングを入れていきます。ロックトゥロック2.33回転とクイックなのでその点は救いですが、カーブの時の独特のロールや遅れてついてくるリアなど、現代車とは異なった特徴を持った車を乗りこなす技量が求められる中、なかなかうまく順応できません。路面の継ぎ目ではリアがずるっと滑っているのを感じますし。
シフトダウンすればいいのに、いつもの感じで3速のまま引っ張って失速。そろそろ2速→3速?ああ、コーナー来ちゃった。という感じで、お恥ずかしいシフトワーク。
ヒー、と言いながら坂道を登っていきました。
白樺峠へ!
さて、休憩所からは一路白樺峠へ。後ろの方に陣取り、ゆっくり行くことにします。車は快調。
そろそろ頂上、という時に停まっている車もちらほら。そこを抜けようとして車が停止しそうになると、アイドリングが不安定に。500rpmを切りそうです。車がガタガタ震えます。水温は大丈夫。
何回かはなんとか発進するものの、ついに力尽きます。
あああ、ついにエンスト。
来たかぁ、と思いながらスターターを回し、1速に入れて発進。
べた踏みしてもなかなか加速せず。ああ、この感じ。何とか加速してくれ!!
良かったー。登りがきつくなかったので何とか加速態勢に入れました!
1㎞くらい走り白樺峠を通過、下りに入って一安心。
今回はなんとか、峠道を通り抜けることができました。ふぅ。
混合比の調整が良かったのでしょうか?
下って乗鞍高原へ
下りに入れば楽勝!かというとそうでもありません。
道路のわきには落ち葉がぎっしり。しかも濡れています。
少しでも不用意に踏みに行くと、ずるっと滑ります。
そして、下り坂でのコーナリングの難しさ。
ステアリングを切ると、クイックにノーズが入り始めるのですが、その時にフロントがグイっと中に入りすぎるような動きがあり、そこから細いタイヤ(145 / 80 R13(!))のヨレ、サスペンションの横剛性不足(アライメントがずれて左右違う動きをする)による不安定な横方向の揺れなどが起こり、キャンバー角がポジティブになって腰折れするような動きを伴いつつ盛大にロール、そのあと遅れてリーフリジッドサスペンションを持つリアが、伸びあがりつつボヨンボヨンしながら「ハイーついてまいりましたー」とのんびりお供え物のようについてくる、そんな感じで、まぁ現代の車と違ってとにかくカーブひとつ曲がるのもけっこう大変なのです。
ブレーキもまだ倍力装置(ブレーキブースター)が実用化される前の車なので当然自分の踏力のみが頼り。ペダルレバー比が大きく、かつ車重が720㎏と軽いですが、それでもかなりの力で踏みつけないと減速が始まりませんし、制動力そのものもかなり穏やか。
そんなんなので、体を「カニ目」仕様に慣らさないといけないのですが、これがなかなか難しい。
乗鞍高原の駐車場が見えた時には、正直ほっとしました。
(とかいって、こうした車の「癖」に合わせた運転をするのがだいご味なわけですけどね。)


雨が降り出しました。

最終日。雨の中帰途に
残念ながら翌朝は本降り。

今年のためにカバーを買ったのです!
が、大きすぎ。。。なかなかぴったりサイズはないのですなぁ。

前述の鉄の棒、うまくフロントウィンドウにはまって、とりあえず隙間はなくなりました。

雨が強いとそれでも端の方から雨粒が飛んでくるので、本当は前日養生テープで外から貼るといいのですが、今回はツーリング途中から雨が降ってきてしまったのでやりませんでした。
それより困るのが、車内に出ている配管(エアコンダクト?)を伝って雨が滴ってくること。ちょうど私の右足にぽとぽとと落ちてきて冷たい。
そこで、今回はポリ袋(各市町村で使えるゴミ袋)とタオルで対策することにしました。これは快適!

快調だったカニ目君。燃費にもびっくり
今回は空燃比をちょっと変えてもらい、燃料が濃くなりすぎないようにしてもらったのですが、平地でも別に困ることはなく、帰り道は3時間、中央道を85㎞/hで疾走しながら帰ることができました。
帰り道は、240㎞無給油なので、大丈夫かなぁと思いつつ到着地近くのガソリンスタンドで入れたら、なんと15Lしか入らず(タンク容量は27L)。
全行程の平均燃費を計算してみたら15.01㎞/L。昨年は12㎞/Lちょっとだったので、20%程度良くなる計算。
燃費もいいし、峠道も登れるし、とてもうまくいった今回のツーリングでした。
(整備士さん、ありがとう!)










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