「ここがいい」編から続く

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0、納車後1年が経ちました。番外編では、選んだオプションのレビューと、GTS 4.0とベースグレードの細かい仕様違いについて紹介します。

718ボクスター GTS 4.0についての全般的な魅力紹介はこちらをご覧ください。

718ボクスター GTS 4.0: 装着オプションレビュー

装着したオプションのレビューをします。

最初に車を買うときは、どのオプションが自分にとって必要かそうでないか、なかなかわからないもの。5年間718ボクスターに乗って、つけておけばよかったなと後悔したオプション。なくても困らなくても、どうせならあったほうが良いなと思ったオプション。それらは今回思い切って付けました。

なお、GTS4.0には、走り系のオプション(スポーツクロノパッケージや電子制御サスペンションなど)は標準なので、それほど選択肢がありません。主にインテリアの素材や快適装備や機能装備で悩むことになります。

PDK(Porsche Doppelkupplung)

いわゆる2ペダル・マニュアルトランスミッション。718は多くのグレードでマニュアル・トランスミッション(MT)が選べるのがうれしい所ですが、私はPDKです。

MTとの比較についてはこちらに詳細をレビューしています。(MTとのギア比の違い等も詳説)

PASMスポーツサスペンション

GTS 4.0はノーマルより20㎜車高が低いのですが、こちらは10㎜車高を上げるオプション。つまりノーマルより10㎜低くなるだけのオプションです。いわゆる0円オプションと呼ばれるものです。

GTS 4.0はノーマルに比べてフロントリップスポイラーがつくなどの理由でお腹を擦りやすくなっており、毎回マンション出入口の段差を超えたり、けっこうワイルドな場所まで躊躇せずドライブする私にとっては必要なオプションでした。車高を上げるのはもったいない気もしますが、個人的には選んで正解でした。

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0のフロントリップスポイラー。少し下を擦りやすくなるので注意が必要
GTS 4.0はフロントリップスポイラーがついているだけに下を擦りやすい

私はこの車でサーキット走行もするようになったのですが、特にそれで車の腰高感が出るわけでもなく、サスペンションが頼りないと思うこともないので、実用性と天秤にかけると10㎜車高をあげたこれくらいがちょうどよいなと思いました。

ちなみに、最低地上高については公式の数字をなかなか見つけることはできませんが、おそらく標準仕様の数字などから見ると123㎜くらいだと思います。標準のPASMスポーツサスペンションだと113㎜くらい。

PDLS Plus(Porsche Dynamic Light System Plus)

(2023年9月現在Plusは選べません)

4灯のデイタイムランニングライトがつくことで、見た目が変わるこのオプション。しかし、機能も優秀。

LEDライトのPDLS(ハンドルの向きに合わせて進行方向内側を照らす)に加えて、ダイナミックハイビーム機能(前方車両のライトを車載カメラが検知した時に自動でヘッドライトの照射範囲を調整)とインターセクションアシスト(方向指示器の方角を照らす)とが追加されます。

照射角が変わるのは、夜の山道で重宝します。ダイナミックハイビームも最初は他の車に迷惑をかけるのではとドキドキでしたが、山道のように周囲の明かりが少ないところでは誤作動も少なく、けっこう重宝します。

ポルシェ 718シリーズのPDLS Plus。4灯のデイタイムランニングライトがつく
PDLS Plus。4灯のデイタイムランニングライトが標準のライトと違う

電動格納式ドアミラー

こんなのもつけてなかったのかよ、と突っ込まれそうですが、5年前は、スポーツカーなんだからこれくらい不便なくらいが良いさ!と思ってつけませんでした。我が家はマンションで立体駐車場なので、出し入れの際はもれなく手動格納&展開。やっぱりつけよう、と今回は折れました。やっぱりつけてよかった。。

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0の電動格納式ドアミラー。都市部ではぜひつけたいオプション
これが電動で格納するだけで、幸せに感じます。笑

シートヒーター

オープンにするなら必須でしょう!

シートヒーターのスイッチ
シフトレバーの奥側(写真では左側)にシートヒータースイッチがある(左右)

ステアリングホイールヒーター

今回はこちらもつけました。冬にオープンにすると手がかじかんでくることもあるので、これがあれば無敵です!

ステアリングヒータースイッチ
ステアリングヒーターはこのシルバーの部分の下側を押すと作動する

本革巻きマルチファンクションGTスポーツステアリングホイール

GTS 4.0の標準にはRace-Texのステアリングがつきますが、このステアリングは見た目も触感も良いものの、触っているうちに硬くツルツルになってくることが難点。

718ボクスターの本革巻きステアリングホイールの革の触感が好きだったこともあり、あえて本革巻きにしました。これは好き好きではありますが、やっぱり革の触感はなでなでしたくなるくらい良いので、個人的には良かったなと思っています。

ステアリングヒーターを選択するともれなくマルチファンクションホイールになります。トラックボール型のメニュー選択スイッチはあまり使い勝手が良くなく、標準ステアリングホイールになるとついてくるレバー式のセレクター方がいいなぁという印象です。

本革巻きマルチファンクションGTスポーツステアリング
本革巻きマルチファンクションGTスポーツステアリング

インテリアオプション

インテリアは人それぞれで好きなものを選べばよいと思いますが、私はシートバックは滑らない素材を選びたかったので、Race-Texのシート生地にしました。

逆にダッシュボードは革張りにして、ステッチのコントラストをあえて出さずに、素材感を大事にしました。変化はアルミニウムで出すようにしました。(Race-Texインテリア(ブラック)、多くのレザーを含むとブラッシュド・アルミニウム・パッケージ)

アルミニウムは質感が良くて気に入っていますが、少しキズには注意が必要です。あと、アルミニウム調の樹脂素材との相性がいまいちかも。。

GTS4.0のインテリア。Race-Texインテリア(ブラック)、多くのレザーを含むとブラッシュド・アルミニウム・パッケージの組み合わせ
GTS4.0のインテリア。Race-Texインテリア(ブラック)、多くのレザーを含むとブラッシュド・アルミニウム・パッケージの組み合わせ
GTS4.0のインテリア。Race-Texインテリア(ブラック)、多くのレザーを含むとブラッシュド・アルミニウム・パッケージの組み合わせ

BOSE サラウンドサウンドシステム

普段エンジンの音を聞いていれば幸せなので音楽はあまり聴かないのですが、渋滞などで退屈な時用にBOSEサラウンドサウンドシステムのオプションをつけています。BOSEらしい低音が強調されたものですが、マウント部分があまり良くないため、ベース音の強い曲などではドアパネルと共鳴することがあります。そこまで期待しない方が無難です。ただ、標準はあまり良くないので。。Burmesterもありますが結構お高いので、遮音性も高くないこの車には贅沢すぎるかなと思ってつけませんでした。アンプも大容量でスピーカーの数も増え、重くなりますしね。

アダプティブクルーズコントロール

5年前は完全に趣味の車と考えていたので、安全・快適装備はすべてカット!と考えていたのですが、コロナもありリモートワーク中心になる中、この車を通勤で使ってみたらなるほど快適。2人乗りは通勤車としてはとても良いことに気づいてしまいました。それであればとGTS 4.0に乗りかえるときに、首都高の渋滞にも耐えられるようこのオプションをつけました。

718ボクスター クルーズコントロールのスイッチ
アダプティブクルーズコントロールの操作レバー。奥に倒すだけで作動する

ただし、加減速はあまり上手ではありません。前の車が車線変更して前が空くと、その前は渋滞なのにロケット加速をしようとすることもあり。なんでそこアクセル踏むー?

レーンチェンジアシスト

いわゆるブラインドスポットモニターです。どうしても左斜め後ろの視界が遮られやすい718ボクスターにはあるに越したことはないオプションです。値段はビックリですが。。

718ボクスター。レーンチェンジアシスト。ドアミラーではなく、Aピラーの付け根のライトが赤く光る
レーンチェンジアシスト。ドアミラーではなく、Aピラーの付け根のライトが赤く光る

GTS 4.0には標準だが、オプションの場合はぜひつけたいもの

PASM(Porsche Adaptive Suspension System)

要は電子制御ダンパーです。路面の状況に応じてダンパーの硬さを無段階に調節するというもの。これをつけると主に街乗りや不整路での乗り心地が改善します。標準装備になっていないグレードではちょっと高いオプションですが718のオールマイティさを増す機能なので、街乗りからなんでもこなしたい方は、ぜひ選びたいところ

デフォルトの硬さは2段階に設定可能(そこから無段階に変わる)。サーキットの場合は硬めにセッティング、その他はノーマルでだいたい対応可能です。

ポルシェ 718シリーズにオプションのPASM。センターコンソールにあるスイッチで2段階に調整可能
デフォルトの硬さはセンターコンソールのボタンで変更可能。スポーツクロノパッケージをつけている場合はスポーツ+にしても自動的に硬いモードに

スポーツクロノパッケージ

こちらもGTS 4.0には標準ですが、オプションの場合は、特にPDKの方はぜひ選びたいところ

一番の機能はシフトプログラムの変更。3段階選べます(ノーマル、スポーツ、スポーツ+)。単純にシフトアップ、ダウンのタイミングが変わるだけでなく(ほとんどのATの制御はこれ)、変速スピードやアクセル開度に対する燃料噴射のプログラムも変わっています。

PDKにはポルシェのプロドライバーのシフトパターンが記録されています。例えばスポーツ+を選ぶと、減速時にブレーキ速度・量やGセンサー、斜度センサー情報等の情報をもとに演算により最適なギアを自動で選び、積極的にダウンシフトしてくれます。ほんとに賢く、オートのままの方が速く走れるかもしれません。

GTS 4.0の場合は6000回転からレブリミットの7800回転までの上がり方が鋭く速いため、サーキットではシフトアップもオートで任せたほうが安心です。スポーツ+を選択すればきっちりレブまで使い切ってシフトアップします。

こうした素晴らしいシフトプログラムを、気分に合わせて3パターン選べるのですから、とても贅沢だと思います。

そのほか、可変エンジンマウント(PADM)、ローンチコントロール、20秒間最大性能を発揮するスポーツレスポンスボタンというおもちゃみたいな機能もついています。

ポルシェ 718シリーズのスポーツクロノパッケージのモード変更スイッチ
右下のトグルでモードを変更する。真ん中のボタンを押すとスポーツレスポンスモード
スポーツクロノパッケージについてくるアナログストップウォッチ
スポーツクロノパッケージについてくるアナログストップウォッチ

ちょっと高いですが、ギミックではなくポルシェの性能を引き出す機能(特にPDKの場合)なので、ぜひ選んでほしい機能です。

逆に今回もつけなかったオプションは?

今回もエアコンはマニュアルエアコンにしました。オートにするだけで15万円というのにどうも気が進まず。。本当は羨ましいんですが。。。

ほかに、メーターリングを白色にすることも考えましたが、見やすさを考えると黒が一番なので、機能最優先でそのままにしました。

前回のベースグレードにつけていて、今回つけなかったオプションはありません。

718ボクスター GTS 4.0とベースグレードの細かい仕様違い

GTS 4.0に乗り換えたらワイパーが雨滴感知式になってました。年次改良のためかグレード違いかは不明。最初雨が降ってもなかなかワイパーを動かしてくれなかったので???と思いましたが慣れました。ちなみに、ベースグレードは普通の間欠式ワイパーでした。

もう1つ、私の個体には(おそらく日本の個体だけについていた)タイヤのはみ出しをなくすためのモールがつかなくなりました。2017年の国土交通省による保安基準の改正で緩和されたことに伴うものですが、今もディーラー判断でついている個体もあるとかないとか。個人的にはないのはありがたいです。

ポルシェ 718ボクスターのリアフェンダー。モールがついている
ベースグレードのリアフェンダーにはモールがついている
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0のリアフェンダー。モールがついていない
718ボクスター GTS 4.0のリアフェンダーにはモールがついていない

ポルシェ718ボクスター GTS 4.0: 納車1年後レビュー、いかがだったでしょうか?この車が好きで仕方なく、調べていくうちにあれもこれも書きたい、となってしまった結果、5回に渡って書くことになってしまいました。

サーキット走行もこれからですし、この車の魅力を知るために、もっともっと乗って、もっともっといろいろ知りたいと思っています。

ポルシェ718ボクスター GTS 4.0: エンジン編から読む

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