メルセデス・ベンツ GLB 200d 4MATIC(X247)、昨年はスノーチェーンでスキーに行きましたが、今年はスタッドレスを買いました。
昨年の記事:メルセデス・ベンツ GLBにスノーチェーンを履かせてみた!
走ってみると、やっぱり快適!その模様をお伝えします。
スノーチェーンか、オールウェザータイヤか、スタッドレスか
昨年は、急遽スキーに行くことになったため購入したスノーチェーンですが、今年はスキーに行く予定がすでに決まっていたため、スタッドレスタイヤを買いました。
どうやって冬タイヤを選んだか、その選定プロセスを見ていきましょう。
選定ラウンド1:スノーチェーンのままか、冬タイヤを買うか?
我が家の場合、スキーに行くといってもだいたい白樺湖の方面。道中の積雪はかなり少ない地域です。「スノーチェンを持って行って雪だったらチェーンを履く、というのもありかも」という考えが頭をよぎります。
が、結局やはりタイヤは冬用のものに変えることにしました。理由は下記の通りです。
・ほとんどの場合、雪国に行くと「雪が路面に積もる場所」と「積もっていない場所」が明確に分かれていないことが多く、どのタイミングでチェーンを巻けばいいか、判断が難しい
・そろそろチェーンを巻いた方がいい、と思った場所に都合よくチェーンの脱着場があるとは限らない(ほとんどの場合、ない)→必然的に雪のない場所でのチェーン装着になりがち
・我が家はゴムチェーンだが、それでもドライまたはウェット路面を走ると快適とは言えない

上記から、早々に「冬タイヤにする」ことが決定しました。
選定ラウンド2:オールウェザータイヤかスタッドレスタイヤか
「冬タイヤにする」ことを決めた後、一番悩んだのはここです。
最近のオールウェザータイヤの性能進化は凄まじいものがあるためです。
中でも興味があったのが、ダンロップの「シンクロウェザー」。
水と接触するとコンパウンドの性質が変わるという画期的なもの。ドライ路面ではサマータイヤのように、雪上ではスノータイヤのように、性質を変えるというのだからすごい。
オールシーズンタイヤにすれば、タイヤの履き替えも不要ですし、マンションに住んでいる私のような場合、タイヤの保管サービスを利用しないといけないわけですがそれも不要。
絶対これだ!と思ったのですが、ディーラーの担当営業の方に聞くと、「ディーラーとしては(オールシーズンタイヤは)性能に不安があるのでスタッドレスへの変更をお勧めします」、とのお答え。
ディーラー担当の方からしたら、次善の策を勧めておいて事故でも起こされてしまったら、という気持ちになるのも当然です。ですから、営業の立場としては「100点満点」の回答。
まぁ、確かに雪山に行くわけですから、最善の策で行くか。
ということで、スタッドレスにしました。
家族の車でなければチャレンジしていたと思いますが、ここは家族の命を守ることが私の使命、冒険するところではないと自制しました。
でも、シンクロウェザー、弱点とされる氷上性能もほぼ克服した(!)となるといよいよスタッドレスタイヤキラーになるのではと思っています。別の車で試すことも考えたい!
では、スタッドレスタイヤは何を履く?
スタッドレスタイヤに決めたところで選定ラウンドその3に行くところですが、じつはここで問題が。
冬用タイヤを選ぶときに、通常は「ホイールとのセット」を勧められます。理由はタイヤの脱着を繰り返しているとサイドウォールを痛めるからだそう。以前スバル レガシィにスタッドレスを履かせたときには、タイヤ交換のたびに「次回からタイヤとホイールはセットにしておいてくださいね」と言われたものです。それもあり、日産 セレナ(C26)の時もスタッドレスタイヤとホイールはセットで購入するようにしました。
普通なら社外ホイールとセットにして安く済ませるところですが、メルセデス・ベンツのディーラーがそういった車の点検入庫をちゃんとしてくれるかちょっと心配になり、今後のディーラーさんとのお付き合いのことも考え、今回はメーカー純正のホイールにすることにしました。
そうすると、じつはGLBの場合選択肢は一つしかありませんでした!

ちなみにディーラーで扱っている「純正扱い」ですが、メルセデス・ベンツ認証タイヤではありません。
日本の場合アイスバーンが多く、冬用タイヤに対して特に氷上性能が要求される点が特徴だそう。そこで、ディーラーも認証タイヤ(認証タイヤは車両開発時からタイヤメーカーと共同で開発したもので、サイドウォールの硬さやコンパウンド、トレッドパターンなどが車の特性に合わせて最適化されている。スタッドレスタイヤにも認証タイヤはあるそう。)ではなく、各地固有の事情に合わせて開発されたタイヤを扱う傾向にあるようです。
サイズは、サマータイヤの235 / 50 R19に対して、215 / 60 R 18。
個人的にはサマータイヤはちょっと扁平すぎる(見栄えに振りすぎ)と思っていたのでこのサイズは大歓迎。
値段は取り付け工賃含めて653,455円!!
値段には驚愕ですが、昨年ポルシェ 718のホイール交換を経験した私。ホイール1本の交換だけで413,000円という値段に卒倒したことがあるだけに、もう驚きません。
注文することにしました。
実際に走ってみる(ドライ編)
タイヤとホイールを交換してもらい、家路につきます。
すごい乗り味がマイルド!段差を超えると、ゴムのエアボリュームで「ぼよん」となるところが何か懐かしい!我が家のメルセデス・ベンツ W126は扁平率65%のタイヤを履いているのですが、ちょっとその感じに似ています。
SUVに50扁平のタイヤは個人的には扁平すぎで、本当は60くらいで履きたいと思っていたので、この乗り味は予想以上でとても満足です。
なんか、全体にちょっと古いベンツみたいだぞ。W124のワゴンを現代に蘇らせた感じ!?
そして、ピレリ P ZERO(PZ4)ではかなり耳についたザラメ路面での低周波の音も、こちらは少ない。音に関しても圧倒的にこちらが平穏です。
ハンドリングへの影響も皆無。限界性能は当然低くなっていると思いますが、SUVで乗客を乗せながら0.8Gとかのコーナリングをすることもありませんし、まったく気になりません。
これなら、夏タイヤもインチダウンしたいな、と思いました。
それくらいこの車にベストマッチでした!
実際に走ってみる(雪道編)
初スキーはかなりまとまった雪。高速道路を降りてすぐに積雪がありました。雪の降り仕切る中なので、圧雪路。
このあたりは「余裕」です。
峠道に差し掛かります。標高は1200m、1300m、1400mと徐々に上げていきます。
しかしこのあたりの峠道の斜度は最大でも7%くらい(搭載されている斜度計で計測)。
全く問題ありません。
1600mを超えて、白樺湖を超えたところ。坂の途中に信号があります。
信号待ちからのスタート。一応「オフロードモード」にしておきます。
オフロードモード(時速100kmまで限定で使用可能)にすると、常時四輪駆動になります。(GLBの四輪駆動は、通常モードでも発進時や加速時はリアにトルクを配分して(最大50:50)、通常走行になるとリアへの駆動力を切るタイプですが、オフロードモードではよりリアへの駆動配分を増やすようです)
全く普通の発進にびっくり。
夜にさらに積雪があり、翌朝は車山スキー場の駐車場横の斜面を上がっていきます。



斜度は11%。以前日産セレナ(C26)ではここで止まると再発進はかなり怖かったのですが(実際にESCをオフにしてタイヤを空転させながらでないと上らなかった)、この車は大丈夫。ESCを切らなくても、そもそも作動しないので何もしなくてOK。試しに通常モードでも走ってみましたが、トルク配分とギアの選定が変わるだけでグリップには変化なし。
余裕すぎでした。。。
その後、歩いていても滑りそうな氷上(さすがに公道ではなく駐車場で試しました)でブレーキをしてみましたが、まぁびっくり。ズズッと氷を噛む音が聞こえて、スッと止まりました。
レガシィの時に比べるとタイヤの性能も上がっているのでしょう。背の高いSUVでもまったく不安感なく走れることに驚きました。



タイヤを変えてよかった
今回、スタッドレスタイヤに交換してスキーに行ったわけですが、やはり改めてサマータイヤ+スノーチェーンに比べて楽だなぁと感じました。
理由は2つです。
・チェーン脱着場を探さなくてよい
一番はこれです。今シーズンは特に、高速を降りてからすぐに降雪に見舞われ、路面に少しずつ雪が積もってくるというシチュエーションに遭遇しました。市街地のためチェーン脱着場もありませんし、積雪のある路面もまだ「まだら」(日陰には雪が積もり、それ以外は全く積もってない)。こういう時はチェーンの脱着タイミングがとても難しいです。
今回そういった「この後道路はどうなるだろうか、どこでチェーンを履くか」を考えなくてよかったのはとても楽でした。
・ほとんど普通の運転で良い
サマータイヤ+チェーン(GLBの場合はフロントのみに装着)の場合、下りのブレーキングは気を遣います。特にリアタイヤのグリップがないため、ハンドルを切りながらのブレーキングはご法度。なので、例えば信号がある場合はあらゆるパターンを想定して、先読み先読みを心掛けながら運転することになります。実際には慎重に運転すればまったくもって問題ないわけですが、安全マージンが少ないのは確か。多人数乗車では、命を預かっている分、緊張感があります。
一方でスタッドレスタイヤでは、普通に慎重に走る程度(0.3Gとかそういうレベル)ではまったく大丈夫。おそらく限界の50-60%くらいの感じかと思います。他人を乗せて0.5Gも出したら同乗者が不快になるので、そういうレベルの「荒い」運転をしなければ基本は大丈夫、というのが今のスタッドレスタイヤで出せる性能なんだと思います(もちろん氷上ではこれがガクンと落ちるから怖い)。
スタッドレスにすると、運転のストレスがかなり少ないなぁ、と改めて発見しました。

スタッドレスタイヤ、困ったことは?
あります。
それはタイヤの保管。
メルセデス・ベンツでもタイヤ保管をしてくれますが、値段が高い。聞くところによると、ヤナセの一部店舗では、年間3万6千円くらいだった保管料が6万円に!
ディーラー(うちはシュテルン系)に恐る恐る聞いてみると「4万円」との回答が。
うわぁ、高い。。。オートバックスとかのほぼ倍。
きついなぁと思いつつ、今回はタイヤ交換も保管もディーラーに頼むことにしました。
ちょっと忙しかったという言い訳ですが、、、
やっぱりオールシーズンタイヤがほしい。。。
まとめ
昨年はサマータイヤ+スノーチェーンの組み合わせ、今年はスタッドレスタイヤに履き替えてスキーに行きました。
やはりスタッドレスタイヤは快適でノーストレスということを再発見しました。
が、タイヤ交換の手間や保管料を考えると、手放しでは喜べません。
やはりオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」は気になる!
ということで来年以降に課題を持ち越しました。今から、「来年はレガシィ BPにシンクロウェザーを履かせてひとり雪上ドライブに行こうかな」という妄想をしています。











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