メルセデス・ベンツ GLBは2023年11月17日にマイナーチェンジ(改良新型)(MP202401)して2024年モデルになりました。。

改めて、改良新型モデルがマイナーチェンジ前のモデルとどこがどう変わったのか、写真入りで詳しくご紹介します。

追記:その後メルセデス・ベンツ GLBは2025年モデル(MP202501)に至るまでに、ボディカラーの設定を中心に仕様が一部変更されています。詳細はこちらにまとめてあります

新色「スペクトラルブルー」と「ローズゴールド」追加

GLBの改良新型モデルでは、新色としてブルー系の「スペクトラルブルー(カラーコード970)」とピンク系の「ローズゴールド(同817)」が追加されました。

※追記:2024年6月モデル(MP202402)でローズゴールドはカタログから落ちてしまいました。

逆に、ブルー系2色「デニムブルー(667)」「ギャラクシーブルー(813)」はカタログから落ちました。

スペクトラルブルー(970)は、デニムブルー(667)に比べるとくすみが少ない明るい青のようです。

ローズゴールド(817)は、特に中国で人気のピンク系の色に、ゴールドのニュアンスが加わったもの。メルセデス・ベンツにしてはチャレンジングな色だと思います。

カタログに新規追加された2色。

メルセデス・ベンツ GLB「スペクトラルブルー(カラーコード970)」
GLB「スペクトラルブルー(970)」
メルセデス・ベンツ GLB「ローズレッド(カラーコード817)」
GLB「ローズレッド(817)」

カタログ落ちした色は下記。

メルセデス・ベンツ GLB「デニムブルー(カラーコード667)」
GLB「デニムブルー(667)」
メルセデス・ベンツ GLB「ギャラクシーブルー(カラーコード813)」
GLB「ギャラクシーブルー(813)」

GLB 改良新型、エクステリアの変更箇所

エクステリアデザイン全般の変更

GLB改良新型モデルのフロント周りの変更箇所は、フロントバンパー、フロントグリル、ライトのデザイン。

AMGライン装着車は、細部の変更はあるもののそこまで大きなイメージチェンジではないようです。

AMGライン非装着車はフロントグリル周りを含めて、かなりイメージが変わりました。

GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)。メルセデス・ベンツのホームページより。(以下マイナーチェンジモデルの写真は断りがない限り同様)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)。ライトの光り方が変わった
GLB 180 AMGライン非装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 180 (AMGライン非装着車)、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)

リアビューは、特にライトの光り方が異なります。リアディフューザーも形状が変更されたようです。

GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)。特にライトの光り方が異なる
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)

AMGラインパッケージ装着車のタイヤサイズが20インチに、デザインも変更

マイナーチェンジ(改良新型)モデルになって、AMGラインパッケージ装着車のタイヤサイズが下記のように変わりました。

マイナーチェンジ前:235 / 50 R19(前後とも)

マイナーチェンジ後(MP202401):235 / 45 R20(前後とも)

ついに20インチになりました。そこまで大きい必要あるのかなぁと個人的には思いますが。。。

アルミホイールのデザインもかなり変わっています。

GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLB 200d 4MATIC AMGライン装着車、マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)。タイヤサイズが変更になった。また、アルミホイールの意匠がかなり変わった
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(200d 4MATIC AMGライン装着車。MP202302)

アダプティブ・ハイビームアシストが標準装備に(AMGラインパッケージ非装着車)

マイナーチェンジ前では設定のなかった、AMGラインパッケージ非装着車にアダプティブ・ハイビームアシストが標準装備されました。

アダプティブ・ハイビームアシストについては、下記の説明があります。

「交通状況に応じてハイビームとロービームを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整し、あらゆる状況下において常に最大限の視界を確保するライトシステム」(プレスリリースより)

AMGラインパッケージ装着車は、従来通りアダプティブ・ハイビームアシストプラス(18個のLEDライトを個別制御)が装備されます。

アダプティブダンピングシステム付サスペンションがAMGラインパッケージに追加

いわゆる電子制御ダンパーがAMGラインパッケージ選択時についてくるようになりました。もともと少し路面のコツコツを伝えてきていたGLBなので、少し乗り味が優しくなることが期待されます。

ただし、これもあってAMGラインパッケージのお値段は386,000円→590,000円(税込)に。いくらなんでも。。。

スポーティエンジンサウンドもAMGラインパッケージに追加(200d 4MATICのみ)

どんな音かは聞いていないのでわかりませんが、前述のAMGラインパッケージをつけると、こちらもついてくることに。

GLB 改良新型、インテリアの変更箇所

続いてインテリアを見てみましょう。

インテリア全般の変更箇所

改良新型では、AMGライン非装着の場合に、インテリアトリムがスパイラル調からスターパターンに変更になりました。AMGラインの場合はカーボン調で基本的には変更なしのようです。

GLBのインテリア。マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLBのインテリア。マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)
GLBのインテリア。マイナーチェンジ前のモデル(MP202302)
GLBのインテリア。マイナーチェンジ前のモデル(MP202302)

シート素材の再生素材使用率が大幅UP

「レザーARTICO/ファブリック」のシート中央部に100%再生素材の生地を採用」、「レザーARTICO/MICROCUT」 のシートでは、表面の65%、内部材料の85%を再生素材に」とのこと。

ヨーロッパを中心に、環境負荷の低減のために革を使わない、また素材に再生素材を使う動きは急速に進んでいます。メルセデス・ベンツもどんどん推し進めているようですね。

ステアリングホイールのセンサーが静電容量式に

ステアリングホイールが新世代のものになり、センサーがトルク感応式ではなく静電容量式になりました。今まで安全運転支援モードにして手を添えていても、長い直線路では「ハンドルを握れ」という警告が出ていましたが(ハンドルを左右に少し切ると認識してくれる)、新しい方式では怒られることはなくなります。

ただし、その代償としてステアリングホイールがふかふかした何とも言えない感触になったと予想されます(私はまだ握っていませんが、すでにW206で体験済み)

GLBのステアリングホイール。マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)。センサーは静電容量式
GLBのステアリングホイール。マイナーチェンジ後のモデル(MP202401)。センサーは静電容量式
GLBのステアリングホイール。マイナーチェンジ前のモデル(MP202302)。ステアリングホイールのセンサーはトルク感応式
GLBのステアリングホイール。マイナーチェンジ前のモデル(MP202302)。ステアリングホイールのセンサーはトルク感応式

ステアリングスイッチは最新世代のものに変更

ステアリングスイッチが、静電センサーの最新世代のものに。

今までは物理スイッチが残り、クルーズコントロールの速度設定がとてもしやすかったのですが、これがなくなりました。

センターコンソールのタッチパッドが廃止に

ナビゲーション画面や駐車カメラを呼び出すショートカットボタンが便利だったセンターコンソールのタッチパッドがなくなりました。

GLB、マイナーチェンジ後のセンターコンソール(MP202401)
GLB、マイナーチェンジ後のセンターコンソール(MP202401)。タッチパッドがなくなった
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(MP202302)のセンターコンソール
GLB、マイナーチェンジ前のモデル(MP202302)。センターコンソールにタッチパッドが鎮座している。ショートカットボタンが何気に便利

最新世代MBUXへの更新

MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が最新世代になりました。

最新世代MBUXへの更新(2):ARナビがアドバンスドパッケージに追加

最新世代MBUXへの更新に伴い、ARナビが選べるようになりました。ただし、アドバンスドパッケージとのセットオプションです。

アドバンスドパッケージは、マイナーチェンジ前はヘッドアップディスプレイ・ブランドロゴプロジェクターライト・MBUXインテリアアシスタントの3点セットで222,000円(税込)のオプションでした。

マイナーチェンジにより、上記3つに加えて下記が追加されています。

・ARナビ

・MBUXエンターテインメントパッケージ、サラウンドパーソナライゼーション機能、Burmesterサラウンドサウンドシステム(後述)

・パノラミックスライディングルーフ(単独設定も可能。204,000円)

オプション価格は486,000円になりました。パノラミックスライディングルーフは単独でも20万円を超えるオプションで、それにBurmesterのサウンドシステムがついて全体26万円UPということなのでお買い得感はあると思いますが、個別に選べないのは残念。

GLB ARナビ画面
GLB ARナビ画面

これは、センターコンソールに実際のカメラの映像が写され、そこにナビゲーション機能(右折や左折などの指示)が重ね合わせて表示されるものです。初めての場所で交差点の形状が複雑なところなどではなかなか重宝する機能(私は代車のCクラスで体験しました)です。

最新世代MBUXへの更新(3):メーター画面のカスタマイズ性が減少

現在のMBUXのメーター画面は、メーターの左右リングと中央それぞれ、かなりのバリエーションの表示項目を選べたのですが、新世代のMBUXに更新されると、中央部分のみ表示項目が選べるタイプになるようです。

GLB、マイナーチェンジ前のメーター画面。メーターリング右に地図、左に斜度計を表示した状態
GLB、マイナーチェンジ前(MP202302)のメーター画面。メーターリング右に地図、左に斜度計を表示した状態
GLB、マイナーチェンジ前のメーター画面。左右は標準的なスピード&タコメーター、中央に地図表示
GLB、マイナーチェンジ前(MP202302)のメーター画面。左右は標準的なスピード&タコメーター、中央に地図表示。おそらく新世代では中央部分(ここでは地図表示)以外固定表示になったはず

Burmesterサラウンドサウンドシステムがアドバンスドパッケージに追加

前述のアドバンスドパッケージのセットオプションとしてBurmesterサラウンドサウンドシステムが搭載されることになりました。

メルセデス・ベンツは長年Burmesterのサウンドシステムを搭載してきているので、これは期待できそう。ただし、またまたセットオプション。アドバンスドサウンドシステムの復活ではありませんでした。

GLB 改良新型、価格は衝撃のUP!?

マイナーチェンジ後の改良新型になって、やはりというか下記のように値上げがありました。

GLB 180:6,110,000円(MP202302)→6,380,000円(MP202401)

GLB 200d 4MATIC:6,370,000円(MP202302)→6,940,000円(MP202401)

GLB 180は27万円UP、200d 4MATICは57万円のUPとなりました。

もし、AMGラインパッケージとアドバンスドパッケージを追加すると、マイナーチェンジ前に比べてAMGラインパッケージが+204,000円、アドバンスドパッケージが+66,000円(マイナーチェンジ前のアドバンスドパッケージ+パノラミックスライディングルーフの単独オプションをつけたものと比較)。

これらも考えると84万円のUPになります。

さらに、200d 4MATICは、ディーゼルに対する税制優遇(環境性能割・重量税)が2023年12月末で終了するため、219,500円税金が上がると言われています。

合計すると100万円以上支払額が増えることになってしまいます。なかなか厳しいものがありますね。。。

※2024年7月17日追記:2024年6月モデル(MP202402)は、15万円値下げされ、GLB 180が6,230,000円、GLB 200d 4MATICが6,790,000円になりました。

※2024年11月15日追記:2024年7月モデル(MP202501)は再び値上げされ、GLB 180が6,370,000円、GLB 200d 4MATICが6,900,000円になりました。

価格改定、仕様変更箇所の詳細はこちらにまとめてあります

まとめ

2023年11月17日に発表されたGLBのマイナーチェンジ(改良新型)モデル(MP202401)についてまとめてみました。

アップデートして良くなる部分と、逆に失われる部分がそれぞれあり、価格改定も考えるとなかなか悩ましいマイナーチェンジだと思います。このご時勢、仕方がないのかもしれませんが。。

新型「GLB」を発売(メーカープレスリリース。PDFへのリンクがページ右側にあります。)

なお、上記のような変更点はあるものの、そもそもメルセデス・ベンツ GLBはとても良い車なのでおススメです。

メルセデス・ベンツ GLB 200d 4MATIC 納車直後レビュー(前編)を読む(エンジンや走行性能)

メルセデス・ベンツ GLB 200d 4MATIC 納車直後レビュー(後編)を読む(乗り心地や静粛性など)

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