ブログを開設してから2.5年。区切りの悪いタイミングでする振り返り。今年もやってきました。
最も読まれた記事は?
2025年に最も読まれた記事は、下記です(2025年公開の記事限定)。
ホンダ シビック タイプR(FL5)、納車後1,000㎞。禁断のべた踏み、不整路。その時クルマは?

もう慣れましたが、3年連続ポルシェ 718ボクスター関連の記事ではありません。圧倒的にポルシェ以外の記事の方が読まれている傾向は相変わらず。やはりポルシェ、中でも718はかなりマイナーなのでしょう。いいのです、それで。
ちなみに2024年はフェアレディZ(RZ34)関連、2023年はマツダ CX-8とベンツGLBの乗り心地比較でした。
来年はポルシェ718ボクスター関連の記事を増やします!
2025年の個人的車トピックは?
なんと言っても納車ラッシュでした。自分でも気が狂ったかと思うくらい。
2022年は、EUによる2035年内燃機関全廃が決まり(その後撤回)、いよいよ各社から出てくるスポーツカーは「最後のエンジン車」になるかもしれない、と言われていたのでした。
「ここで買わなかったら後悔する。新車が買えるうちに買おう」と、納車時期が見通せなかったフェアレディZ(RZ34)とシビック タイプR(FL5)を(2022年に)注文したのでした。
そうしたら2025年のほぼ同時に納車。さらに・・・ということで、珍事が重なった一年でした。
基本的に車は長く乗るほうなので、もう人生で車を買う機会はそうないと思います。
2025年に我が家に来た車たち
2月:ホンダ シビック タイプR(FL5:2022年9月注文)(納車直後の記事)

3月:日産 フェアレディZ(RZ34 ベースグレード:2022年7月注文)(納車直後の記事)

10月:スバル S210(2025年7月注文)(納車直後の記事)

11月:スバル レガシィ ツーリングワゴン(BP5)(12年ぶりにカムバック)(納車直後の記事)

いろんな車に乗れてよかったなと思う反面、やはり1台と向き合う時間が限られてきてしまいました(特にポルシェ 718ボクスター GTS 4.0)。
私はドライブするのが好きなのですが、この前久しぶりにポルシェ 718ボクスターでロングツーリングした時、「屋根は開くし、快適で速いし、(古い車以外)正直これ一台で満足できちゃうな」と思ったのも事実。今後は現代車についてはもう少し絞っていくことになるかもしれません。
印象に残ったドライブは?
今年はドライブ関連の記事が少なかったです。それもそのはず、あまりドライブに行けなかったから。日本車の場合、新車1か月点検、6か月点検と小刻みに点検をしてくれます。それもあり、今年の点検回数は合計11回。うち2台はちょっと遠くに置いているため、点検に行くのも小旅行。そんなこんなで純粋にドライブを楽しめる機会が少なかったです。
その中で、印象に残ったのは、浜松へのドライブ(記事にしてません。汗)。シビック タイプR(FL5)で行きました。普通の国道や県道を走るだけで特にドライブ自体は楽しくありませんでした。笑
でも、良かったのはスズキ歴史館!
スズキは自動織機から事業をスタートし、自転車→バイク→四輪へと事業の軸足を移していった会社ですが、創業者の創業理念から、今まで続く車造りの大原則まで、あまりに美しい話に感動してしまったのでした。この博物館は必見!おすすめです。







参考:スズキ歴史館
一番思い入れのある記事は?
車に乗っていると車からいろいろな印象を受けるものですが、だんだんそれだけでは飽き足らなくなり、「気持ちいい」とか「意のままに」みたいな「気分」がどういう車の構造によってもたらされるんだろう、そもそも車に起こっていることをもう少しきちんと把握したい、と思うようになり、素人実験をするようになりました。
それをもとに、下記の2つの記事ができました。
【比較】ポルシェ 718ボクスター vs ホンダ シビック タイプR(第2回) ワインディング編:サラブレッドと下町ファイターが対決!

【比較】ポルシェ 718ボクスター vs 日産 フェアレディZ(RZ34)(第2回) ワインディング編:コンテスト酒と地酒が対決!

正直言って記事が長く雑然としていて、私自身後を見返すのは勘弁してほしいと思ってしまうほどの低い完成度。
ただ、それぞれの車に面白い発見があったのも事実なので、いつの日かもう少しエッセンスだけをまとめたダイジェスト記事にしたいと思います。
我が家の車9台の寸評
まずは、ベンツ GLB 200d 4MATIC。
今年は家族での大阪万博&琵琶湖一周旅行、両親を連れての房総半島旅行、スノーチェーンを履いてのスキーなど、大活躍。
改めて長距離乗ってみると、大阪まで片道20㎞/lを超える低燃費、ADAS(安全運転支援)による疲れ知らずの運転、等々やっぱりこりゃすごい車だと再認識。


メルセデス・ベンツ GLB 200d 4MATIC:納車から2年。点検箇所、これまでの燃費等
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0。
今年は納車ラッシュの中でかなり走行距離が減ってしまいました。が、少し間隔を置いて乗ると、やっぱりこの車が私のメインカーだと、ある種の安堵感にも似た感覚を覚えます。
一瞬ポルシェ 718スパイダー RSに心が傾きつつ、この車で無給油500㎞往復のツーリングをして、この車の良さを噛みしめました。
―――行きかえりの安楽さ(アダプティブクルーズコントロールも搭載!)、高速を降りてすぐに屋根を開けて走れる手軽さ、ワインディングの常用域(2,000-4,000rpm)での吸気音の良さ、俊敏だけど疲れない車の応答性、その気になれば林道も走れる適応性の高さ、温泉に入った後屋根を開けながらステアリングヒーターを入れ、まだ露天風呂に浸かっているような気分で夕闇の迫る山の中の一本道を走る気持ち良さ、そして全行程11km/lは超える経済性と給油手間の少なさ―――。
こんな車はほかにない。
「もう手放すことはしない!」と心に誓ったのでした。

納車から3年、やっぱりポルシェ 718ボクスター GTS 4.0が好き!
スバル レガシィ S401。
今年、一度もブログに登場しなかったS401。もちろん、さよならしたわけではございません。
今年はスバルS210が納車されたわけですが、改めてS401に乗ると、エンジンの存在感の大きさには驚かされます。やっぱり「ああ、いい音」と思います。
そして走ってみると、S210ほどの安定感やしなやかさはないものの、それでもかっちりとしていて、飾りっ気がなくて、質実剛健なスポーツセダンの面目躍如。
とても良い全方位の視界、水平対向エンジンの低重心を生かしたパッケージング、走行安定性を確保するドライブシャフトによるフルタイム四輪駆動。こうした要素も、この時代から一貫して持っている美点。
ドライバーを高揚させようというのではなく、いかに平常心で運転させるか、そういった車造りは今も昔もスバルって変わってないな、と思います。
レース活動においてもラリーやニュルブルクリンク24時間レースなど、過酷な条件の競技が中心。こうした極限状況においても、ドライバーがリラックスして、楽して運転できるようにする。それが安全にもつながるし、速さにもつながる。車造りに対する一貫した信念が伝わってくる気がします。
この前久しぶりに誰もいない夜の十国峠のワインディングを走りましたが(走り屋ではありません!)、とても気持ち良かったです。うん、やっぱりいい!

メルセデス・ベンツ(W126)300SE。
今年は初めて専門店でコーティングをしてもらい、ピカピカになって戻ってきて感激しました。それと引き換えに、心情的に林道などのワイルドな場所には行けなくなりました。。。
登録から36年経っても、点検整備で重大な問題が全く出ず、もしや中身は新車では?と思うくらいの素晴らしさ。内装材のガタツキも全くなく、当時のオーバークオリティぶりをいかんなく発揮しています。
このころの車造りにおいては、「20年経っても新車と同等の状態を維持できる」ことを目標に、エンジン等の動力源や駆動部の耐久性設計をしたり、内装材の選定と耐久試験をしていた、という話も聞いたことがあります。
実際に保有してみると、それがただのセールストークではなく、本当にそうだったんだろうな、と納得させられるものがあります。
走っても、穏やかながら正確なライントレース、みなぎる安心感、とほんとに隙がありません。
何もかも完璧な車。これは私にとっての宝物です。

新車の輝き?!メルセデス・ベンツ W126(300SE)にガラスコーティングをした結果
オースチン・ヒーレー スプライト Mk1。
2024年からは長距離ドライブも行くようになったこの車。今年はさらにパワーアップして、ミニサーキットにも行きましたし、標高2,300mの峠道も何とかクリアしました。
あらためて、この車に乗るとある種の「中毒性」を感じます。
それは、子供の頃乗った三輪車のようなダイレクトなハンドリング(笑)と、生き物のようなエンジンの脈動、そして文字通りの開放感。
電子制御がないので、すべてに嘘がない。鉄やゴムがたわんでしまえばハンドリングはぐにゃっとする。でも、そういう弱点から何まで全部が包み隠さず露になっていて、それを全部ひっくるめて御していく。
なんて原始的な楽しみなんだ!
旧車は乗るよりもいじるもの、という印象がないわけではありませんが、私のような「いじること」よりも「走る」ことが好きな人間でも、この独特の走りの感覚には魅了され続けています。現代の車とは何もかも違うので、車を楽しむ「引き出し」みたいなものが増えた気がします。
維持も、意外といける。どんな旧車を選ぶかは地味に大事にですが、相棒としてしばらく暮らしてくると、どんな時にどんな不調が出やすいか、だいたいわかってくる。そうすると、整備屋さんに定期的に前もっての作業をしておいてもらえるようになる(たとえば、ブレーキフルードに気泡が入るとクラッチが切れなくなるので、定期的に「エア抜き」しておいてもらう、とか、クラッチのグリスがなくなると半クラッチの際にギギッという音と抵抗が出てくるので、定期的に塗ってもらうとか)。
一通りの故障や不具合を経験して整備してもらうと、あまり突然の不具合というのは出なくなってくる。そうすると足車としても使えるんじゃないかというくらいの気軽さも出てくる(実際小さいし、取り回しは最高)。
そこまでくればこっちのもの。
私も、最初の1年は、本当に乗り続けられるかなぁと思ってましたが、今は普通の車とそれほど変わらない感覚で付き合えています。
個人的には、車好きの方に、抵抗なく古い車も乗ってもらいたい、世界が広がりますから!と思っています。今後とも試行錯誤を続けながら古い車と付き合い、その魅力を発信していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

カニ目(66歳)でミニサーキット体験!ナショナル・ヒーリーデイ参加体験記
ホンダ シビック タイプR(FL5)。
この車に乗ると、「化け物」だと感じます。間髪入れずに正確に反応するシャシー、コーナリングや直進時の異様なまでの安定感、ターボながら5,500rpmからもうひと伸びのあるパンチのあるエンジン、そしてこのプライス。
シビックというファミリーカーの土台をできるだけ使いながら技術でここまで磨いてきた、クールな下町ファイター。
違和感なく感じられるように裏で絶妙な補正をかけているEPS(電動パワーステアリング)からも、安全運転支援の控えめな介入のしかたからも「人間中心」という車造りの基本姿勢にブレがないことを感じさせる。そんな、商品として一貫性のあるところもとても素敵です。
いやぁこの車は乗らなきゃ損!そう思わせる一台です。

日産 フェアレディZ(RZ34)ベースグレード。
ある意味クラシックなFRスポーツカー。伝統的なロングノーズ・ショートデッキの、妖艶な容貌。シャシー性能を超えた405PSの強心臓にフロントヘビーな重量配分という、なかなかに個性的なプロフィール。
それがワインディングを走ってみると意外とまっとう。そして何より丁寧に運転すると快感があって、雑に運転するとぎくしゃくする、自分の運転の巧拙を映し出す鏡のような、またはリトマス試験紙のような車。
捉えどころがなく、たとえば雨だとどんな動きをするんだろう、とつい知りたくなって走らせてしまう、なんかいけない恋をしているような感覚(私生活ではしてません!)。
魔性のパートナー。
そんな謎めいた魅力がありつつも、なんだかガバッと出るファミリーカーのようなアクセル開度の味付けとか、どうにもセンサーの数が足りてないような、おかしなEPSの味付け、ひょこひょこ横方向に動く落ち着きのないフロント、そして「ピンポーン。利用料金は320円でした」と、あっけらかんと雰囲気をぶち壊しに来るアナウンスなど、どうにかしてほしいと思うような部分もある車。
でもそんなことがあっても、「いや、普段はほんとにいい奴なんです」と、気が付けば一生懸命相棒の肩を持って、ちゃんと理解して!と訴えている自分を発見して狼狽えてしまう---。
こんな欠点もあるから魅力的なのかもしれません。私にとっては一番理解の難しい、だからこそ知りたくなって走らせる、そんな不思議な車です。

日産 フェアレディZ(RZ34)、納車後1,000㎞。走って見えてきた人懐こい相棒ぶり
(じつはこの記事、どうやってこの魅力を伝えるかとても悩んだ末に書いたものです。読み返すのが恥ずかしい)
スバル S210。
いろいろ言われていて、私自身も「なんかなぁ」と思って応募を躊躇していた車。でも何を振り切ったのか覚えてないものの、抽選に応募したらまさかの当選。そしてびっくりする速さでの納車。家族から冷ややかな視線を浴びたのは言うまでもありません。
納車されて走り出したらこりゃびっくり。
その印象は下記に書いてありますが、
スバル S210はスーッと口どけする超滑らかプリンの味わいでした(納車直後の印象)
この記事を書いた後、「化け物」シビック タイプR(FL5)で走った後に同じところを走ったのです。
FL5は、路面にしがみつくようにびったりとタイヤがグリップし、4気筒ターボが吠えながら回転を上げていく。クールな中にも時折り野生人のような鋭さを見せる格闘家のよう。
さすがにFL5の直後に乗ったら分が悪いだろうと思っていました。
が、走ってびっくり。この車、長い脚でしなやかに路面の荒れを吸収しながら涼しげにしているのに、FL5と同じように正確に速くコーナーを駆け抜けていきます。そしてテンションはいい意味で上がらず。私は一生懸命走ると唇をかむ癖があるのですが、そういう仕草が全然出てこない。
「まぁリラックスしてちょうだいな。これくらい普通にこなしてあげるからさ」と言われている気分。実際タイヤが泣き出しそうになるのも、ああそろそろそんな感じ?くらいの感覚。そしてカーブの脱出はVTD-AWD特有の「文句の言いようのない」安定しきった姿勢で加速していきます。
そんな安心感に満たされた感覚になれるのは、たぶんこの車が変な変化点を持たず、徹頭徹尾リニアに感じられるように作り込まれているからだと思います。
エンジンもフラットトルクで劇的な盛り上がりはなく、静か。そしてエンジン振動もマウントでしっかりシャットアウトしているのでステアリングに伝わってこない。そしてみなに嫌われるCVTも、構造上変速ショックが少なく滑らか。ある意味物足りなさを感じて当然なのですが、これこそがスバルの目指す車。笑
ああ、これだー。「いかに平常心で安心して速く走れるか」の完成形を見た気がしました。
ドライバーを駆り立てずリラックスさせながら、車は正確に、そして素直に走ることに徹する。この地味目なスルメ感に、「やっぱこれは別の化け物だ」と、ひとりつぶやいたのでした。

とはいえ、このハードウェアの完成形に酔いしれる一方で、断続的に悩まされているのはアイサイトの警告。特に誤検知の多い居眠り警告には悩まされています。
このテーマは、別途記事にしたいと思います。
最後に、スバル レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT(BP5)。
我が家に来た、初スバルにして12年ぶりの帰還を果たした車。
ちょうど生まれた子供が生まれてすぐに大手術をすることになり、毎日病院に通い詰めた時の車。そういう意味で、バイアスなしには見ることのできない、思い出の詰まった車です。
それはさておき、これで我が家にはS401(3代目レガシィB4ベース)、4代目レガシィツーリングワゴン、S210(2台目WRX S4ベース)と3台のスバル車が来ることになったわけですが、この車だけが量販グレード。
それだけに、スバルの目指すところが最もピュアに現れている車と言ってもよいと思います。視界が良い。運転しやすい。動きに癖がなく素直。疲れない。ボディが大きすぎず、どこへでも行ける。乗り降りも楽。荷物がたくさん積める。雨だろうと雪だろうとどんなシチュエーションでも平気。ぶつけたことはないけど衝突安全性能が高い。そしてけっこう速い。運転が楽しい。等長等爆になったエグゾーストノートも心地よい。
本当に、これ以上のものはないんじゃないかというほどの、徹底した道具感。
12年ぶりに我が家に戻ってからも、ちょっとそこまで、という時は自然とこの車を出そうかな、という気分になります。
そんな「最高の道具」でありながら、プレミアムブランドになろうと色気を出し始めていた頃の車でもあります。実際、お金がかかっていることは随所から伝わってきます。この前、初心者マークをリアゲートにつけようとしたらつかず、「そういえばこの車、リアゲートもアルミだったなぁ」と思い出しました。笑(昭和人丸出しの感想ですが。。。)

終わりに
実のところ仕事の必要に迫られて勉強のために始めたブログですが、気づいたら2年半。飽きっぽい私にしては続いています。いつまで続くかは謎ですが、来年も気合を入れずにやっていきたいと思います。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を!











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