スバル レガシィ S401で、スバルのドライブアプリ「SUBAROAD」にある「動き続ける伊豆半島」コースを走ってみました。

全体のドライブプラン

今回は、のちに紹介するドライブアプリ「SUBAROAD」に紹介されているルートを走ります。西伊豆は良くドライブに行きますが、紹介ルートには行ったことのないところも結構含まれるので楽しみです。走りも観光もバランスよく組まれているルートです。

ドライブアプリ「SUBAROAD」って?

今回のドライブで使ったのは「SUBAROAD」というアプリ。スバルがスバル車でのドライブを楽しめるように、と開発されたスバルオーナーのためのドライブアプリ。

ドライブアプリ「SUBAROAD」
SUBAROADの画面イメージ

google mapを使ってのナビもしてくれるので、他のナビアプリと併用しなくてよい点がとても便利です。

そして、何よりもルートが渋い!いかにも走るのが好きな人向けという感じのルートが収録されています。こういうルートを紹介するあたり、スバルって本当に変わったメーカーだと思います。普通だったら横浜みなとみらいの夜景を見よう!とかそういうのになりそうなのに、今回もゴールは石部の棚田ですからね!そういうマニアックであか抜けないところがこのメーカーの良さだと思いますし、マーケティングもそれを良くわかっているかんじです。

東名高速から富士山が見える

東名高速を走らせると、富士山が見えるスポットがあります。この日はくっきり!幸先の良いスタートです。

東名高速から見えた富士山
東名高速から富士山が見えました(当ブログの車内からの写真はすべてGoPro動画からの切り出しです)

めんたいパークからスタート!

今回のSUBAROADの旅は「動き続ける伊豆半島~2000万年の歴史を走る」だそう。プレートに乗って本州にぶつかって今なお北上を続ける伊豆半島の、活動の痕跡をたどろうということみたいです。

ドライブは、明太子で有名な「かねふく」が運営する、「かねふく めんたいパーク 伊豆」からスタート。ここで名物のおにぎりを買います。以前も買ったことがあるので、今回は明太子ではなく「焼きたらこ」のおにぎりにします。

(※本当は隣接する「川の駅 伊豆ゲートウェイ函南」からのスタートです。「なんで地球の動きをたどる旅の始まりがめんたいパークなんだ」と思った方、すみません)

かねふく めんたいパーク伊豆
かねふく めんたいパーク伊豆の撮影用のセット。富士山をバックに、ということらしいが富士山は完全におまけな感じ

しばらくは伊豆中央道を走ります。

伊豆中央道は伊豆縦貫道の一部をなす道路で、最初の区間は1985年に開通しています。しばらくは修善寺道路とつながるだけの道路でしたが、2009年以降東駿河湾環状道路が順次整備されて、現在は沼津から伊豆市月ヶ瀬まで自動車専用道で繋がりました。将来は下田まで延びる予定のようです。

片側一車線ですが走りやすい道路です。

伊豆中央道
伊豆中央道

だるま山高原展望台まで

普通は修善寺の町中を通ってだるま高原山展望台へ行くのですが、SUBAROADが案内するのは修善寺道路の料金所手前の大仁南で降りて、別荘地帯を抜ける道。この道知っているなんて、通ですなぁ。。

修善寺の温泉街をバイパスする道
修善寺の温泉街をバイパスする道

だるま山高原展望台までは静岡県道18号修善寺戸田線(へだせん)。急な上り坂と急カーブが続く道。何気に楽しい道です。

静岡県道18号修善寺戸田線
静岡県道18号修善寺戸田線。カーブが続き、走っても楽しい。ただし路面はあまり良くない

だるま山高原展望台に到着。富士山の名所です。

この日は快晴でとても暖かい日でした。少し霞がかかっていましたが、富士山もしっかり見えました。

かねふく めんたいパーク伊豆
だるま山高原展望台からの富士山

西伊豆スカイラインはやっぱり良い(特に冬)

だるま山高原展望台からは引き続き静岡県道18号修善寺戸田線で山登り。戸田峠(愛称は霧香峠(むこうとうげ。標高730m))で西伊豆スカイラインに入ります。直進すると戸田まで一気に下る道になります。

西伊豆スカイライン:道路の概要

西伊豆スカイラインは戸田峠と土肥峠を結ぶ10.8㎞の観光山岳道路です。1969年に有料道路として開通しましたが、2004年に無料化。以後静岡県道127号船原西浦高原線の一部になっています。

稜線上を通る路線で、特に冬は木々が落葉するため景色が良いです。

西伊豆スカイライン、北側からの登り区間
西伊豆スカイライン、北側からの登り区間。周りに樹木が少なく、視界が開けてくる

西伊豆スカイラインをレガシィ S401で走る

戸田峠を超えるときついカーブと短い直線で構成される上り坂が始まります。目指す戸田駐車場の標高は880m。

スバル レガシィ S401はターボなので、カーブの立ち上がりで特有のガツンとした加速が楽しめます。またギア比がクロスしているので、2速50㎞/hでも3,900回転回ります。セカンダリータービンの効果を感じるのは4000回転くらいですが、そこまで回さずともターボらしさは味わえます。

エンジンは高回転型。今の基準からすると若干のターボラグもあり、セカンダリータービンが働きだす3500回転過ぎから爆発的な盛り上がりを見せます。一般道ではなかなかそこまで回せないですが、それでも今日の実用ターボとは一線を画す、回転上昇とともにパワーがぐっと乗ってくるような、ドラマチックな感じを味わうことはできます。

2000年前後の車のためハンドルを回すための運動量は多めですが、足回りもきっちりと固められているのでこの手の道は大の得意。また、ヘアピンからの立ち上がり加速は四輪駆動らしく、全くドラマのない安定感を楽しめます(良い意味で)。こういうカーブのきついレイアウトだと、四輪駆動の恩恵をひしひしと感じます。

楽しいよなぁと思ったら、ブラインドコーナーの先から道の真ん中を結構なスピードで走ってくる車が。。。一般道では何があるかわかりません。気をつけましょうね。

西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン。気持ちよいワインディングだが有名路線だけにいろいろなドライバーがいる。注意して走ります

戸田駐車場でしばし休憩

戸田駐車場は西伊豆スカイラインのハイライト。戸田の街が見下ろせる絶景が広がります。周囲の山へ歩いて上ることも可能。この日はマニュアル車ということもありきつい山登りはしません。駐車場からの景色を楽しみました。

SUBAROADは、道路の魅力の他に、立ち寄る予定の観光スポットの説明や、伊豆の2000万年の歴史まで、いろいろいい感じのタイミングで話しかけてくれます。意外にこうしたタイムリーなガイドってなかったので、すごく新鮮。普通に走るよりも断然楽しいです。

戸田の街と御浜岬(砂嘴(さし))
戸田の街と御浜岬(砂嘴(さし))
西伊豆スカイライン、戸田駐車場
戸田駐車場は標高880m。大仁南から一気に登ってくる
スバル レガシィ S401
スバル レガシィ S401

土肥駐車場でご飯タイム

しばらく走らせると道は下りに変わり、西伊豆スカイラインの終点に近い土肥駐車場に。特別景色の良い所ではありませんが、人がほとんどいないところなので昼ごはん。先ほどめんたいパークで買った「焼きたらこ」おにぎりをいただきます。

さすが明太子やさん、たらこがたくさん入っています。それに何よりお米がおいしい!おすすめです。

西伊豆スカイライン、土肥駐車場
土肥駐車場。戸田駐車場から80m下ってきた
めんたいパークの「焼きたらこ」おにぎり
めんたいパークの「焼きたらこ」おにぎり。定番の明太子もおいしいですが、こちらもおいしいです

仁科峠への道ってこんなに良かった?

西伊豆スカイラインからはいつも土肥に下っていましたが、この日のSUBAROADの指定は仁科峠まで行く、とのこと。

昔(30年くらい前)口伊豆の函南から西伊豆の松崎に行くときにすごい道を通ったなぁという記憶があり、なかなか再訪しなかった道なのですが、走ってみるととても良い道でした。土肥峠の国道136号との交点を直進すると、そのまま静岡県道411号西天城高原線に入ります。

静岡県道411号西天城高原線:道路の概要

静岡県道411号西天城高原線は、伊豆市上船原から風早峠(伊豆市湯ヶ島)までの約8.1㎞の路線。実はこの路線、1999年に作られたそうで、Wikipediaによると「1999年(平成11年)、第50回全国植樹祭が天城牧場で開かれた際、アクセス道路となる静岡県道59号伊東西伊豆線が天皇の行幸に堪えない悪路であったため」作られたそう。

私の記憶にある「すごい道」はまさにその静岡県道59号だったのでした。今も西天城高原付近の静岡県道410号との分岐から南の「険道ぶり」は健在のようです。

西伊豆スカイラインに比べるとカーブが緩く走りやすい道です。カーブの緩さでいうと箱根ターンパイクと似た感じで、西伊豆スカイラインはもちろんのこと、伊豆スカイラインに比べてもカーブは緩やか。

静岡県道411号西天城高原線
静岡県道411号西天城高原線。風早峠が近づいてくると視界も開けてくる

稜線を通るものの、しばらくは針葉樹林に囲まれた切り通しのような場所を通るため、景色はそれほど良くありません。それでも、風早峠に近づくと樹木が一気に減り、視界が開けていきます。(ちなみに、風早峠から仁科峠の区間は静岡県道59号伊東西伊豆線になりますが、おそらく静岡県道411号を作る時に一体整備されたのでしょう、この区間はいい道です。)

なお、観光有料道路として作られたわけではないため、いたるところに駐車場が作られているわけではありません。

気持ちよいワインディングが続く

西伊豆スカイラインも交通量の少ない道ではありますが、静岡県道411号西天城高原線はもっと少ない。人家もほとんどないのでちょっとした秘境に来た感じ。

前述の通りカーブはかなり緩やかで、どちらかというと高原をのんびり走る気分を楽しみたい道です。レガシィ S401はギア比が低いため、3速と4速の間を行ったり来たり。ターボでトルクもあるため高いギアを選んでも失速することは全くありません。

昔初めてレガシィのターボに乗った時、こうしたずぼらな運転ができることに感激した記憶があります。このトルクの太さはマニュアル車にとっては貴重。たまに変速が面倒な時ってやっぱりありますからね。歳をとってくるとなおさら。。

そんな時でも、EJ20のエンジン音はたまりません。粒がそろってくる4000回転以上の音も良いですが、適当に流している時の低回転域のボコボコした音も良い。このエンジンの音、本当に全域表情があって良いです。なかなかこういうエンジンないんじゃないかなぁ。。

仁科峠からの眺めは最高だった!

下の写真のところを登っていくと仁科峠(標高897m)の展望台だったのですが、それに気づかず私は海の方へ。

仁科峠
仁科峠。小さな駐車場がある。ハイキングの人も多いよう
レガシィ S401。仁科峠の駐車場に止めたところ
レガシィ S401。仁科峠の駐車場に止めたところ

それでも、幾重にも重なる丘陵の向こうに見える富士山は、江戸時代の絵でも見るようで素晴らしかったです。

仁科峠からの富士山
重なる稜線の向こうに見える富士山もいいものです

そして海の方に向かっていくこの景色!

仁科峠付近
海が見える方に歩いていきます
駿河湾が見えました。ススキの穂も風情があります

もう最高でした。伊豆、やっぱりいいです。

西伊豆を下る

静岡県道410号仁科峠宇久須線を一気に下る

仁科峠から少し行くと静岡県道59号伊東西伊豆線と別れて静岡県道410号仁科峠宇久須線に入ります。ここから海沿いの街、宇久須に降りていきます。

静岡県道410号仁科峠宇久須線
静岡県道410号仁科峠宇久須線に入ってすぐは遠くに海も見え、絶景!
西天城高原
西天城高原からの眺めとレガシィ S401
途中、カエデの大木がきれいに紅葉していました

一気に900ⅿ近くを下ります。途中から細い道になるので運転は慎重に。

静岡県道410号仁科峠宇久須線
静岡県道410号仁科峠宇久須線。下ってくると道路は一転、狭隘路に

浮島海岸へ

宇久須に下ると一転、海沿いの道。景色が目まぐるしく変わるのが伊豆の面白いところです。夕日の名所、浮島海岸へ。遊歩道も整備されているので、時間があったら歩いても面白いと思います。

浮島海岸駐車場
浮島海岸の駐車場。近くまで岩山が迫っている
スバル レガシィ S401

このあたりは奇岩と夕陽が有名なところです。柔らかい地層が削られ、マグマの通り道である岩脈群だけが残ってこのような奇岩を形成するようになったそうです。

浮島海岸
浮島海岸。奇岩が続く。夕方には素晴らしい夕陽が見える場所だそう
浮島海岸
浮島海岸

ちょっと先の松崎の街のはずれにある厳島神社にも行ってきました。20年ぶりです。楽しくて近くに泊まりたくなってきます。

江戸時代の伊豆石の採石場「室岩洞」へ

SUBAROADはなかなか渋い名所を教えてくれます。今度は採石場。江戸城などにも使われた伊豆石の採石場跡。これは海底に積もった火山灰や軽石が長い年月をかけて石に姿を変えたものだそう。

ところどころ、火山の痕跡を残しているようです。採石場の跡地は初めてで、とても静かで不思議な場所でした(人の手が入ったところなのにものすごく静か)

室岩洞
室岩洞の内部
室岩洞
室岩洞内部。昭和初期まで採石されていたようです。中はジオラマも飾られている(1982年に観光整備)
室岩洞
採石場の天井。下に突き出たのは火山弾の跡だそう。このように、いたるところに火山の跡を見ることができます
室岩洞
採石した跡地にはきれいな水が溜まっていました

石部の棚田へ

もうすっかり観光気分。

だいぶ時間を食ってしまったので石部の棚田に急ぎます。途中烏帽子山という山に登ろうとも考えたのですが、日の入りを見た後だと道中危険で戻れなさそうだったのでこの日は諦め、石部の棚田に急ぎます。

石部の棚田

石部の棚田は、静岡県松崎町にある棚田。江戸時代から存在していたようです。昭和後期から徐々に荒廃が進んでいたところを平成10年過ぎ頃から復活させて今に至るようです。棚田からは海や富士山も見える風光明媚なところです。

石部の棚田

石部の棚田展望台(駐車場)からの景色。富士山がうっすらと見えました

道路沿いに実っていたカラスウリ(食べられません)

棚田の中には小径が整備されていて、その気になれば海の方まで歩いて行けます。棚田から海が見えるというのは何とも言えずいい雰囲気。

石部の棚田
石部の棚田

オーナー制度もあり、一部の区画のオーナーになって田んぼで米を育てたり、ということもできるようです。

下は近くにある松崎小学校の田んぼ。

本当に静かなところ。あたたかい日も差すのどかな小径を散歩して駐車場に戻りました。

駐車場には西日が差していました。

スバル レガシィ S401
スバル レガシィ S401
スバル レガシィ S401
スバル レガシィ S401
スバル レガシィ S401

おまけ、2年前に来た時は富士山はくっきり見えていました。晴れて空気の澄んだ日に来ると最高だと思います。

石部の棚田からの富士山
2021年12月の時のもの。晴れていれば富士山がくっきり見える(ちょっと望遠ですけど)

黄金崎の夕日

石部の棚田から黄金崎は約40分かかるので、日の入りから逆算して黄金崎に向かいます。

国道136号を黄金崎方面へ
国道136号を黄金崎方面へ。途中時折富士山が姿を見せました

黄金崎は、夕陽の美しさだけでなく、夕陽に染められた岩石の色の美しさでも有名な場所です。もともとは海底火山の噴出物だったそうですが、「のちに高温の温泉水や地熱などによって岩に含まれる成分などが変化し、変色したもの」(伊豆半島ジオパークのウェブサイトより)だそうです。

黄金崎
夕陽に染め上げられた黄金崎

到着すると、多くの人たちが夕陽を見に来ていました。この日は12月とは思えない暖かさです。遊歩道を歩いて先端の富士見の丘へいきます。

太陽が沈んでいきます。

黄金崎の夕陽
黄金崎の夕陽
黄金崎の夕陽
黄金崎の夕陽
黄金崎の夕陽

太陽が沈むと、遠くに見える富士山の色も変わっていきます。

黄金崎からの富士山

太陽が沈んでからの「マジックアワー」。この時間がたまりません。

黄金崎、馬ロック
マジックアワーの馬ロック

駐車場に戻ると、空は紫色を増して、残照のオレンジ色も濃くなっていました。

黄金崎

レガシィ S401も残照を反射していました。

スバル レガシィ S401
スバル レガシィ S401

この、日が沈んだ後の時間は最高です。暖かいのでずっといたい気分でした。

馬場温泉 楠の湯

日が沈んでからは土肥まで北上し、馬場温泉 楠の湯へ。小さな共同浴場ですが、2人くらい入れる露天風呂もあります。カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で源泉かけ流しです。さっぱりしたお湯でとても気持ち良い。

お風呂でSUPサーフィン(パドルサーフィン)のインストラクターをされている方とお話をしました。地元の温泉はこうした交流ができるのも楽しいところ。毎日来ているというおじいちゃんもいました。1ヶ月3,000円ちょっとで何度でも入れるパスもあるのだとか。

馬場温泉 楠の湯
馬場温泉 楠の湯

遅くなってしまったので急いで帰ることにします。土肥からは国道136号で修善寺方面の月ヶ瀬に抜けるのですが、このあたりの道はここ5年くらいでかなり整備されており、非常に走りやすくなりました。月ヶ瀬から先も伊豆縦貫道の修禅寺道路への連絡道路が開通したため、東名の沼津まで自動車専用道で一気に走れるようになりました。

まとめ

スバルの提供するドライブアプリ「SUBAROAD」で、ガイド付きのドライブをしました。スバルのドライバーでなくても使えますので、運転中心のドライブが好きな方にはおススメです。

今回は立ち寄りスポットも多く、何度走った道でもいろいろな発見があり面白かったです。

そして、やっぱり四輪駆動のターボ車はヘアピンコーナーからの立ち上がりが安定感抜群で楽しい!ということを再認識したドライブでもありました。スバルがそんな自社の車の長所を考慮に入れて道をセレクトしているのだとしたら、スバルのマーケティングもすごいですね。

走行データ

走行距離:417.0㎞

伊豆と言えども南まで行けばけっこうな走行距離になります。特に西伊豆は道路の整備も遅れているので運転の時間は長くなります。できれば西伊豆の民宿で一泊して、おいしい魚を食べて帰ってきたい、そんな気分になりました。

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