やっとポルシェ 718ボクスター GTS 4.0、今年の初ドライブ。近いのに行ったことのなかった足柄街道を抜け、桜が満開の富士五湖を通り、下部温泉まで足を伸ばしました。
全体のドライブプラン
今回は、富士五湖に桜を見に行こうと心に決めてドライブに出ます。近いのに、最近は晩秋~初冬にしか行ってなかった場所です。今回は満開の、しかも晴れのタイミングを狙っていきます。
ただし、出発時点の天気は曇り。夜明けまで降っていた雨で、路面も少し濡れていました。
富士五湖へのアプローチは足柄街道を使います。これも、近いのに行ったことのなかった道。近場ながら初物も多いので楽しめそうです。
足柄街道を行く
足柄街道の正式名称は静岡県道・神奈川県道78号御殿場大井線。別名矢倉沢往還とも呼ばれます(以下足柄街道と呼びます)。
歴史は古く、奈良・平安時代には東海道として整備されていたそうです。箱根越えの道が整備される前は、こちらがメインの道路だったのですね。
東名高速道路の大井松田インターチェンジを降りて真っすぐ行くと足柄街道に入ります。交通量は多く、普通の幹線道のような感じ。しかし、伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅へ向かう県道74号線との分岐点で右折すると、徐々にローカルな雰囲気になります。

夕日の滝へ立ち寄る
矢倉沢を越えて山道になると、「夕日の滝」の表示が。実は存在も知らなかった滝ですが、何やらよさげな雰囲気だったので立ち寄ることに。
駐車場脇はキャンピングサイトになっていました。(sotosotodays CAMPGROUNDS)

3分ほど歩くと夕日の滝へ。水が真っすぐ落ちる滝でした。滝行体験ができるようです。
予定になかったスポットを見つけて、幸先のいいスタートです。


足柄街道で718ボクスター GTS 4.0の魅力を再認識
足柄峠に向け、道は少しずつ険しさを見せていきますが中央分離帯はあり、道はよく整備されています。

先ほども書いたように、ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0では久しぶりのドライブ。2月にサーキットに行って以来の遠出です。
3月にはレンタカーとしてトヨタ カローラセダンを借りて家族ドライブをしましたが、やはり自分の車でのドライブはいいなぁ、と実感。
ああ、この慣性諸元の良さ!
何がいいかというと、とにかく慣性諸元(車の重心と人の位置)が良いこと。エンジンが前にないことと重心が低いことから慣性モーメントが小さく、ステアリングを回すと何の抵抗もないかのように向きを変えていきます。ロールもほとんどありません。
その時のステアリングは、決してクイックでなく(中央付近は15.02:1のバリアブルギアレシオ)安定感たっぷり。手ごたえもやや重めで安心感があります。
一方でステアリング取り付け部の剛性の高さやステアリングトルクセンサーの解像度の良さもあるのでしょう、アソビは全くといっていいほどなく、自分の手の動きの延長のように、スッとタイヤが向きを変えていきます。
ああ、重量物が自分のすぐ後ろにあるっていうのはやっぱり良いなぁ、どんなに頑張ってフロントエンジンの搭載位置を工夫したり(フロントミッドシップなど)うまく味付けしても、この素性の良さにはなかなかかなわないだろうなぁと思う瞬間です。

(718ボクスターの走行性能については別の記事にまとめてあるのでご覧ください。)
エンジンを回さなくても楽しめる
エンジンもNA(自然吸気)ならではのレスポンスの良さで、アクセルを少し踏むと間髪入れずに回転上昇とともにトルクを増していきます(ピークトルクはPDKで5,500rpmと高い)。そして2,000回転ちょっとからブオーンという、ポルシェの水平対向6気筒エンジン独特の音がしてきてゾクゾクします。実際、こうした道路では3,000回転以上はほとんど回せないわけですが、それでも「うーん、気持ちいい!」と唸りたくなるような官能性があります。もちろん、振動も「ほぼゼロ」といってよい感じ。これは病みつきになりますぜ。。

(718ボクスター GTS 4.0のエンジンについてはこちらにまとめてあります。)
そしてブレーキ
そして、やっぱり触れなくてはいけないのがブレーキ。曲がって「楽しい」、加速して「楽しい」の次は、減速して「いい」。この気持ち良さの連鎖が途切れないのがこの車のいいところ。少し踏んだだけでも足裏にブレーキディスクを押さえつける際の微小な振動が伝わってきます。
ポルシェはこういうところのユーザーインターフェースが本当に良いと思います。運転者に車の状態をどのように伝えるか、ということが非常に良く考えられていて、一貫性をもって運転者とのキャッチボールをしてくれます。
しっかりと運転者に情報を伝え、運転者からのインプットを正確に車に伝える、そういった基本中の基本が本当にお見事。「煮詰められている」という言葉はこういうことを言うのだろうと思いました。
足柄峠を通り、山を下る
また話が長くなってしまいました。
足柄峠の手前で道は狭くなり、静岡県に入ります。

足柄峠付近。ミツバツツジ(?)がきれいに咲いていました。

もう少しで足柄峠です。

足柄峠からは下りに。途中、先ほどの県道78号線と別れて静岡県道365号足柄峠線へ。別名金太郎ふじみライン。
途中、駐車スペースを発見。水たまりもありますが。。。
御殿場の街並みが見えました。天気は晴れてきたものの、富士山は雲に覆われて輪郭すら見えません。


誓いの丘公園で小休止。恋人の聖地だそうです。夜景がきれいみたいですが、その時間に一人で来るのはちょっと恥ずかしいかも。





誓いの丘公園からも引き続き静岡県道365号足柄峠線(金太郎ふじみライン)を走ります。
一気に下ります。時折足柄、御殿場の街並みが見えました。予想外の良い景色に感激。

山梨県道730号・神奈川県道730号・静岡県道147号山中湖小山線を通ってパノラマ台へ
なんだこの名前は?と思った方、すみません。
小山町から通る道は静岡県から一瞬神奈川県に入り山梨県に抜ける道なのですが、静岡県だけナンバリングが違うのですね。ここは下の地図のような感じで、三国山を境に3県が接しています。右上が神奈川県、右下が静岡県、左側が山梨県です。最初に見たとき、へぇ、神奈川県が静岡県の北に接しているんだ?!と驚いたものです。

どんどん標高を上げていきます。厚い雲に向かって突入していくようです。

さらに上っていきます。

神奈川県との県境。すっかり曇りに。富士山は絶望的かも。。

幾分フラットになった道を3分ほど行くと、今度は神奈川県から山梨県に入り、道路は下りに。
ほどなくパノラマ台へ。ここは富士山と山中湖が良く見える場所なので好きなのですが、何やらいつもと違う。。。
「野焼きだ!」

なんと一年に一回の野焼きに遭遇しました。
びっくり-。初めて見ました!
そして、カーブを左に曲がると、富士山が姿を現しているではありませんか!なんというラッキー!





山中湖平野の浜へ
平野の浜へ。特等席にはミニバンが勢ぞろいしていました。富士山は半分雲隠れ。

白鳥さん。もう慣れたものです。人の近くにいても全く動じず、毛づくろいに熱中していました。

さようなら。

山中湖北岸の道路、通称マリモ通りには桜が咲いていました。

河口湖をめぐる
続いて河口湖。本道をはずれて長崎公園へ。運よく雲が少なくなって、富士山が全貌を現してくれました。

続いてさくらの里公園。桜は満開です。

外国の方がたくさん旅行に来ていました。みなさんサイクリングを楽しまれていました。

駐車場の桜も満開。何という品種でしょうか?

桜がボンネットに映り込んでいました。

西湖・精進湖・本栖湖へ
西湖・精進湖・本栖湖も北岸を走ります。撮影スポットである精進湖他手合浜にはすでに車がたくさん。車を止めずに本栖湖の北岸を走ります。
もう富士山は雲の中で、その後姿を現しませんでした。

国道300号線で下部温泉まで
本栖湖の北側にある本栖湖展望公園まで戻り、そこからは国道300号線で下部温泉に向かいます。
国道300号線は、富士吉田市から身延町までを結ぶ国道で、山梨県内で完結するそう。通った区間はその一部が「甲州いろは坂」と呼ばれる曲がりくねった道路でしたが、道が付け替えられ、その部分は通行止めになっていました。
南アルプス展望台に立ち寄り。

下部温泉で温泉ボロネーゼを食す
下部温泉は人が少なく、お店もほとんどしまっていました。
行こうと思っていた蕎麦屋さんはもっと先みたいですが、、、閉まっていました。

午後1時半、なんとかありついたのが下部ホテルに併設された温泉ボロネーゼ。
「富士山」を注文。
すごいインパクトです。

食レポではないのでこのへんで。
人が少ないのが気になりました。大丈夫かなぁ。。
せっかくなので下部ホテルの温泉にも浸かってきました。源泉が3つもあり、さらっとしたお湯で気持ち良かったです。個人的には「しもべ奥の湯高温源泉」が気に入りましたが、そのほかの源泉もそれぞれ魅力的で、長湯したくなる場所でした。



「ゆるキャン△」の聖地へ
Googleマップで、小学校・中学校跡というのを見つけたので、プチ廃墟好きな私は迷わず行くことに。ついてみると、ふーん、わりと最近閉校したような学校跡が。
「ふーん、普通の学校だなぁ。廃墟という感じではないな」
最初は車から降りずにぐるっと回り、学校の反対側に出ると、小学校跡が。
こっちの方が風情があるかも、と思って車から降ります。

写真を撮っていると、畑仕事をしているおじさんが、「ゆるキャン△(こう書くんですね)ですか?」と聞いてきます。
えっ?
「ゆるキャン△の高校のモデルになった中学校跡はあっちだよ」
ふむふむ。
ひとしきりお話を伺った後、再び中学校跡に向かいます。
じつはここに来るちょうど数日前、息子が深夜にゆるキャン△のアニメをみていたので人生初めて私も横に座ってみたのでした。何たる偶然!
こりゃ息子に自慢できるぞ、と思い、おじさんに教えられた通りもう一度中学校跡に行って撮った写真が下のものです。


ついでに一枚。学校にポルシェ。あんまりない組み合わせかも。

まとめ
神奈川県民からは身近な富士五湖ですが、今回は今まで走ったことのなかった足柄街道を走り、パノラマ台付近で生まれて初めての野焼きに遭遇、富士五湖では予想通り満開の桜、となかなか充実したドライブでした。さらにはインパクトのある温泉ボロネーゼと期せずしてのゆるキャン△聖地探訪、と変化球も多いドライブになりました。
近くて何度も行ったところでも、ちょっとしたことで新鮮なドライブになるものだと実感。
久しぶりのポルシェ 718ボクスター、「ゆっくり走っても素晴らしい車だな」と、改めて魅力を再認識することになったドライブでした。
走行データ
走行距離:368.1㎞
走行時間:7時間34分
平均燃費:11.6㎞/h
高速道路の距離が比較的短かったものの、富士五湖周辺のフラットな道路を走ることも多かったため、平均燃費は悪くありませんでした。全体的に目を吊り上げて走るような道も少なかったですしね。










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