ポルシェ 718ボクスターで奥多摩周遊道路、柳沢峠を通って景色の良いほったらかし温泉に行ってきました。ほぼ半日のショートトリップ。県境では雨も少しちらつく中のドライブでしたが、山梨県側は晴れていました。
全体のドライブプラン
今年は11月にインフルにかかってしまったのと仕事の関係でなかなかドライブに行けませんでした。そんな中、なかなか天気の安定しない12月初め。この日を逃すと翌週行ける日もまた雨。そんなこんなで11時前になってから急に思い立って奥多摩方面に行きました。
奥多摩方面はわりと良く行くので、この日は2年ぶりにほったらかし温泉に入ることだけを考えて出発します。
檜原街道を走る
圏央道の八王子西インターチェンジを降りてからは、東京都道61号山田宮の前線でいきなり峠越え(戸沢峠)をします。すぐにローカルな景観になるので気分は盛り上がります。
その後都道32号八王子五日市線(通称秋川街道)を経由して、JR武蔵五日市駅あたりで山梨県道・東京都道33号上野原あきる野線に接続します。この道は通称檜原街道(ひのはらかいどう)と呼ばれているようです。
檜原街道:道路の概要
檜原街道は、山梨県道・東京都道33号上野原あきる野線の武蔵五日市駅前付近(東京側の終点)から上川乗(かみかわのり)と、東京都道206号川野上川乗線の上川乗から奥多摩周遊道路の入口までの総称。
檜原街道の前半を構成する山梨県道・東京都道33号上野原あきる野線は、山梨県上野原市の国道20号交差点からあきる野市五日市駅前を結ぶ都道・県道です。
上川乗からY字に分岐し、南下すれば山梨県道・東京都道33号上野原あきる野線のまま上野原市へ、西北に進めば東京都道206号川野上川乗線に入り(通称は檜原街道のまま)、奥多摩周遊道路につながります。
この日は檜原街道~奥多摩周遊道路を走ります。
玄庵 檜原で温かいそばをいただく
出発したのが昼前だったので、時間はもう13時近く。まずは腹ごしらえをします。
このあたりでは少し山に入ったところにあるお蕎麦屋さんが私のお気に入りなのですが、718ボクスター GTS 4.0だとちょっとお腹を擦りそうなので躊躇します。ちなみに718ボクスターは大丈夫なのですが、本当にちょっとの違いで、GTS 4.0だと擦ってしまいそうです。
以前もいったことのある街道沿いのお蕎麦屋さん。「玄案 檜原」。その時は平日のあまり天気の良くない日に行ったこともあり、大将とお話をしましたが(大の車好きのようです)この日は満席。

すごく寒かったのでごぼうのてんぷらの入った温かいそばをいただきました。麺が太目でコシもしっかりしているため、あたたかいそばにしてもとてもおいしいです。ごちそうさまでした!

西へ、西へ(玄庵 檜原~檜原村役場~上川乗までの都道33号区間)
先ほどの蕎麦屋さんからちょっと西に行くと、檜原村役場を過ぎて東京都道205号水根本宿線との分岐。右へ行くと払沢の滝というなかなか見事な滝とそこへ向かう静かな遊歩道があるのですが、この日は出発が遅かったこともありスルーします。分岐を左折して引き続き檜原街道の山梨県道・東京都道33号上野原あきる野線区間を走ります。
このあたりは集落も多く、ところどころに横断歩道もあるため慎重に運転します。
焚火でしょうか、生活感があっていいですねぇ。

ローカルムードが増していく(東京都道206号川野上川乗線区間を奥多摩周遊道路入口まで)
しばらく行くと山梨県道・東京都道33号上野原あきる野線は左に、檜原街道は右折して東京都道206号川野上川乗線区間になります。少し道が狭くなり、ローカルムードが増してきました。

奥多摩周遊道路に近いところに龍神の滝と立ち寄り湯の檜原温泉センター 数馬の湯があります。

山が深くなってきて少しずつ険しくなってきます。
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0には少し物足りない?
直線ややや緩めのカーブが続く道。718ボクスター GTS 4.0だと、やはり動力性能的にはおいしい部分をあまり使えない感じ。時速60㎞/hで2速4,000回転弱なので、カーブの出口での加速をちょっと楽しむ程度。それでも水平対向6気筒エンジンの粒のそろった回転上昇をそこそこ楽しむことはできます。
また、カーブはところどころきついところがあるので、しっかりとブレーキして前荷重にして、車が自然に曲がる感じを楽しむことはできるかなと思います。
718ボクスターに乗っていると、こうした何気ないカーブを本当に何気なく曲がっていくので、いちいち気持ちよいなぁと感じなくなってしまっている気がします。やはりエンジンが自分の背後すぐにあると、こんなにもカーブの進入から出口までの動きが滑らかになるのか、と思い知らされます。
奥多摩周遊道路に入る
奥多摩周遊道路の入口にやってきました。
奥多摩周遊道路の概要
奥多摩周遊道路は、先ほどの檜原街道を構成する東京都道206号川野上川乗線の一部です。東京都心側から見て、九頭竜橋から奥多摩湖近くの三頭橋までの19.7㎞を結ぶ道です。


1973年に奥多摩有料道路と呼ばれる有料道路として開通し、1990年に無料開放、名称を奥多摩周遊道路に変更して今に至ります。
昔から走り屋が多く走り、バイクの事故も多かったようです。このため、2007年から2009年まで二輪車の通行が禁止されていた時期があります。また、近年(特にここ5年くらい)はかなり長い区間に渡って中央にポール(中央分離標)が立てられ、道にも速度を出せないような加工が施されるようになりました。

奥多摩周遊道路を丁寧に走る
道自体はかなりテクニカルな低・中速コーナーとアップダウンが続く道で、こりゃ頑張って走りたくなるよな、と妙に納得してしまうレイアウト。
そんな道ですが、曲率が様々で斜度もある道なので、下りで同乗者を酔わせないように丁寧に走るのはそれなりの技量が必要です。「スムーズさ」を目指してコーナーひとつひとつ気をつけてみるのは思いのほか面白いかもしれません。

数ある駐車場に立ち寄る
途中にはいくつもの駐車場があります。下の写真は浅間尾根駐車場。せんげんおね、と読むそうです。



初めて来ましたが、とてもいい眺めの駐車場でした。カーブの先すぐのところにあるのでついつい入りそびれてしまっていたのですが、今回は入れて満足です。

その後、下りに入ってしばらく経つと、月夜見第一駐車場。ここからは奥多摩湖の一部が見えます。

そこからさらに下ると奥多摩湖近くの三頭橋に出ます。ここには昔奥多摩湖ロープウェイの起点、三頭山口駅(みとうさんぐちえき)があったようです。このロープウェイは奥多摩湖を横断する形で建設され、1962年に開業したようですが、奥多摩湖を横断する橋が建設されたことで利用客が激減、1966年に運航休止になったようです。今も駅に向かう階段と、木々に埋もれた車両がわずかに見えます。気になる方は近くまでどうぞ。
まわり道:国道139号と山梨県道18号上野原丹波山線
このまま深山橋を渡って奥多摩湖の北側を走る国道411号に合流してもよいのですが、この日は丹波山温泉に向かう南回りのルート、国道139号と山梨県道18号上野原丹波山線を通ります。
・・・と思って走り始めたら、あれ、去年走った道!?2022年は落石のため国道411号が通行止めになり、南回りを余儀なくされたのでした。また来てしまった。。。
国道139号線は小菅村を通って大月に通じる幹線道。その先も静岡県の富士市まで続きます。そんな道路の起点から小菅川に沿って走ります。小菅村を過ぎると一気に近代的な道に変わりますが、東京都側は道幅も狭くローカルな感じ。ほどなくして山梨県に入ります。


そして小菅村の手前で山梨県道18号上野原丹波山線に入ると一気に急峻な道路になり、今川峠まで一気に駆け上がります。落ち葉もあります。下りに入っても険しさは相変わらずです。

右手に丹波山日本一のローラーすべり台をみると、丹波山村に入ります。このローラーすべり台、長さが247mもあるそうです!家族連れの方は一度きてみては?
丹波山村には立ち寄り湯のめこいの湯がありますが、今日は別の温泉に入るためスルーします。
国道411号に合流するも寄り道で大栗展望台へ
ここからは柳沢峠に向けて国道411号を西に向かいます。奥多摩湖から柳沢峠を抜ける山岳区間は「大菩薩ライン」と呼ばれていますが、大菩薩峠を通るわけではなく、そのだいぶ北側を通る道。この日はちょっと気になるところがあるので立ち寄ります。「大栗展望台」。国道411号から右に分かれて一ノ瀬林道をしばらく走るとあります。標高は1300m超。
走ってみると、ポルシェ 718ボクスターでくるにはギリギリの場所。枝が落ちていてバキバキと音をたてながら走ります。ジムニーが止まっているのをみて、ちょっとうらやましくもあり。かなり場違い感満載です。

こころぼそい。
大丈夫かな?

本当につくのかなぁと心細くなりましたが、むしろ峠に近くなるにつれて道は良くなってきました。
到着。誰もいません。
山に光が差し、何とも言えないうつくしい光景。



ちょっと勇気がいりましたが、あまり車の来ない秘境に来ると、「やっぱり来てよかったなぁ」と思います。
ポルシェ 718ボクスターは車があまり大きくなく(全長4390㎜、幅1800㎜)、視界もよいのでこの手の道もそれほど苦になりません。でも、やはり最低地上高は低いので、どうしても路面が荒れているときついのですよね。。。そのあたりは初めての林道は予想がつかないためぶっつけ本番です。でも、スポーツカーでこういう場違いなところに来るの、わりと好きなんですよね。。。


夕闇迫る柳沢峠を塩山に下る
道草していたら日が傾いてきてしまいました。国道411号に戻り、柳沢峠に向かいます。この日は車が少なかったためまぁまぁのペースで流せました。いままでほかの車の城についてゆっくり走ることが多かったためあまり印象のない区間ですが、走ってみるとそこそこ楽しいです。
けっこうカーブがきつく、勾配もかなりあるので、メリハリのある運転をしないといけません。いままでの道でややパワーを持て余し気味だった718ボクスターも、これくらいになるとある程度アクセルを踏めるシーンがあります。でもターボではないのでアクセルを踏んでも、ちょっと残念!という感じなんですけどね。
そうこうしているうちに柳沢峠に。ホントはお店を利用しない人は駐車してはいけないのですが、閉店後なので許してくださいね。ホントに峠の茶屋、みたいな雰囲気でいいところです。この日は見えませんでしたが、晴れていれば右のほうに富士山も見えます。

ここから先は、最近工事で整備された区間もある区間。目の前に甲府盆地が広がります。トンネルでループするところもあり、爽快です。最近、富士山の見える展望台というスポットもできました。

道路はけっこうRもきつく、下りでもあるためスピードの出し過ぎに注意。ミニバンなどけっこう飛ばしている車もいますが、同乗者気持ち悪くならないかなぁ。
それはそうと、4年ほど前に来た時は初代MR2(AW11)が前を走っていて、けっこうなスピードでカーブを回って下っていくのを見て感心したんですよ。。

街に下ってからも絶景
このルート、柳沢峠付近も良い景色なのですが、街に降りて甲府盆地に入ってからがなかなか雰囲気があって好きです。


絶景のほったらかし温泉
日が暮れてきたので急ぎます。夕ご飯家で食べるといったのに、この時間はまずい。
絶景ですが30分くらいで出て急いで帰りました。
ここの温泉は景色も絶景ですが、pHの高い(10.1)アルカリ性単純温泉で、ぬるっとしていてなかなか気持ちよいです。


温泉に入った後は、すっかり夜に。街のあかりが見えますが、道沿いに赤い灯火が。幻想的だけどちょっと不気味。

まとめ
走りのハイライトであった奥多摩周遊道路はもはや完全にドライビングスクールみたいになり、中央のポールと路肩の間をいかに真ん中を走るか、ということを考えながら走る道になりました。国道411号、檜原街道、国道139号は空いているとわりと楽しめる道ですが、スピードが出過ぎるので注意。そういう意味ではもう少しパワーのない車の方が走って楽しいかもと思いました。東京都道205号水根本宿線など、少し中の道の方が走るのは楽しそうです。
今回のハイライトは大栗展望台。本来ポルシェ 718ボクスターで林道を走るのは場違いなのですが、私はけっこうこうしたところに行くのが好きで、この先どんな道になってしまうのかなぁと心配しながら走るのはわりとワクワクします。東京都もその近くにもまだまだワイルドなところは残っているなぁと妙に感心しました。
ほったらかし温泉は安定の気持ち良さでした。何度でも来たくなります。いつも来るのは晩秋なので、今度は違う季節に来ようかな、と思います。
走行データ
走行距離:336.1㎞
走行時間:6時間16分
平均燃費:11.3㎞/h
奥多摩方面のドライブは、横浜からだとだいたい300㎞前後の走行距離になるため、半日ドライブでも楽しめます。この日のように、昼前に出かけても夜遅くなる前に帰宅できるので、思い立ったら出かける、という気楽さがあるのが魅力です。
またどこか行ったことのないところをルートに組み入れて訪れたいと思います。










コメントを残す