オースチン・ヒーレー スプライト Mk1(カニ目)で1泊2日のツーリングに参加してきました。中央道の上り坂を登って中央道最高地点(1,015m)へ。果たして失速せず登れるのでしょうか?!

ドキドキの旅でした!

今回は、ドライブルートをなぞるのではなく、3つのポイントに絞ってお届けします。

いつもと違って写真少なめです。スミマセン。ツーリングだと写真ばっかり撮っているわけにもいかず。。

高速道路の渋滞、カニ目は大丈夫か?

この日は双葉SAから先で、車線規制のため工事渋滞にはまってしまいました。

旧車にとって怖いのは事故渋滞や工事渋滞など、渋滞の中でも流れの遅いもの。空気がエンジンに送り込まれなくなるので、すぐに水温が上昇してしまいます。旧車はラジエーターも小さいことが多く、こうした状況は大変苦手です。

カニ目、耐えられるのでしょうか?

すごい渋滞だなぁ。2㎞進むのに30分くらい。

あ!

なんと私の前を走っていた、同じくカニ目くんがアイドリング中にエンジンが停止。押しながら道路際へ。

大丈夫かなー、と思って後ろに止まると、運よく「押しがけ」でエンジンがかかったようでした。

・・・と、そんな状況を見ながらふと自分の車の水温計を見てあわあわしてしまいました。

水温計が212℉(100℃)を超えています。

慌ててファンを回しますが、3分くらい、水温計の示す値が落ちてくれません。車は渋滞で全く動かず。パーコレーションが起きているのでしょう、少しぐずり出しています。

なんで気づかなかったんだろう、と後悔しながらひたすら祈ります。

すると、急に水温計の値が戻ってきてくれました。

フー。

車も調子を取り戻しました。そして、そうこうしているうちに渋滞を抜けました。

外気温は20℃以下でも、車が動かないと水温はどんどん上昇します。やっぱり、ファンの後付けは必須だと思いました(私は3年ほど前につけました)。そして、渋滞時はちゃんとファンを回すこと!肝に銘じました。

ラジエーターに後付けしたファン。部品代は1,000円ちょっとだが効果絶大

中央道の上り道。カニ目は登れるのか?

次の試練は、中央道の上り道。中央道の小淵沢ICと諏訪南ICの間には、1,015mの最高地点があります(かつては日本の高速道路最高地点だった)。甲府盆地を過ぎると一気に上り坂に差し掛かります。

こんなだらだらと続く上り坂を、カニ目は時速80㎞/hで上ることができるのでしょうか?

カニ目のパワーは43PS。車重が720kg(車検証)とはいえ、非力です。

じつはこれが私の不安でした。もちろん高速道路の最低速度は50㎞/hなので、それ以上で走ればいいのですが、べた踏みしても上らないとイヤだなぁと思っていたのでした。今回はツーリングで、前についていけばいいだけなので、少し気楽ではありますが。。

で、走ってみると、なーんだ。余裕でした。

80㎞/h走行時のエンジン回転数は3,200rpmほど。ピークトルク発生回転数は3,000回転なので、トルクバンドのど真ん中に入っています。

頑張ればそこからの加速もできそうですし、90㎞/hでの走行も余裕そう。100㎞/hでの連続走行はちょっと疲れそうですが。。。

ワインディングの上り坂、失速せずに走れるか?

ワインディングの上り坂はちょっとしたコツが必要でした。この車、2,500rpmくらいまで落ちるとちょっときつい。2速2,500rpmでの速度はだいたい33㎞/h。カーブの脱出速度がこれくらいになると、上り坂を登っていけません。その時、1速に落とせばいいのですが1速はノンシンクロ。2速から1速に落とすときには回転合わせ(アクセルを踏んでエンジン回転数をいい塩梅まであげて、すかさず1速に入れる)をしないとギアが入りません。

最初はこれが結構きつくて、加速しない状況が何度か。前を走っているカニ目はこともなげに加速しているので、どうしているのかなぁと思って後で聞いてみたら、「うちのは1,275ccに乗せ換えていますよ」とのこと。どおりで。。。(ちなみにうちのは948ccです)

ということで、カーブで失速しないことを心がけます。ツーリングなどで前走車との間が詰まる時は、カーブの手前で少し早めに加速をやめ、距離を稼いだままアウトインアウトでカーブに突入、速度を保ったまま加速態勢に入るようにします。(もしくは頑張って1速に落とすしかない)

2速から1速に落とす坂は動画が撮れていなかったので、3速→2速変速時の動画をご紹介します。3速のままいけるんじゃないかと粘ったものの失速、カーブが終わり直線に入った後でギアチェンジをするというカッコ悪い運転をしています。少し長尺ですが、ギアシフトしているところは最初の15秒くらいです。それ以外は景色を撮っているだけなので、お好みでまったりと流してくださいませ。

おまけ:ワインディングは超楽しいですよ!

ということで、現代の車と違って少し工夫をしないとちゃんと走れないカニ目くんですが、ワインディングは超楽しい!

ラックアンドピニオンでロックトゥロック2.3回転のクイックなステアリング。もちろんパワステはなし。

ダイレクトそのもののハンドリングですが、各部剛性はそれほどでもないので、純正のスタビライザーだとちょっとヨレヨレしながらコーナーリングします(左右のタイヤが均等の角度で曲がってくれるわけではない)。ロールも大きく、ちゃんと心構えをして早めにハンドルの予備動作をしないと、車が向きを変える際に視線の先が空中に、、、なんてことも。慣れるまでちょっと訓練が必要ですが、ほんと楽しいんですって!

車のプリミティブな楽しさにあふれています。ポルシェみたいに完成された車ももちろん楽しいのですが、こういう車に乗ると、ほんと車の運転て楽しいよなぁと思います。

まとめ

カニ目で初めてのお泊りツーリング。渋滞はやはり鬼門で後付けファンはたぶん必須。でも中央道の上り坂は80㎞/hでもへっちゃら。上り坂での失速にさえ気をつければワインディングは超楽しい、そんなことを発見しました。

ビッグヒーレーが圧巻!

ちなみに、帰りは行きの教訓を生かして、午前中に帰宅しました。ずっと80㎞/h+αで4時間近くのロングツーリングになりましたが、意外に大丈夫。

車ってそんな快適じゃなくてもいいじゃん、全然疲れてないぜ!と高揚した気分のまま帰宅しました。

蓼科山をバックに

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