生まれて初めてオースチン・ヒーレー スプライト Mk1(カニ目)で遠出!ツーリングに参加して一日の走行距離500㎞超えを記録しました!
全体のドライブプラン
いままで一日200㎞を超えるドライブをしたことがなかったうちのヒーレー君。しかし、今回思い切ってツーリングに参加してみました。計算してみると一日470㎞くらい。
本当に大丈夫なのか?やっぱり参加止めようかなと悩んだ挙句、なんでも物は試し!と思い切って参加することにしました。
<コース前半>
<コース後半>
ツーリングのルートには、フルーツライン・ビーフライン・アップルラインと美味しそうな名前が続きます。しかし、実際は名前とはうらはらにめちゃストイック。朝6時に集合して、ほとんどずっと走り続け、昼食後解散。
どの道も走ったことがないので、楽しみではあるのですが、何せヒーレー君で初めての遠出、何かあったらどうしようと不安が先立ちます。
(※途中部隊がはぐれて迷ったため、実際には帰りは違うルートを走っています)
夜明けの常磐道を走る
エンジン始動はスムーズ
古い車はうるさいので、早朝のエンジン始動には気を遣います。前日車を走らせておいたこともあり、始動はスムーズ。アクセルをあおることなく、ほどなくしてアイドリングが安定してきます。

高速道路から、試練は始まっている
まだ車の少ない高速道路。
首都高を制限速度(60-80㎞/h)、常磐道は90㎞/hくらいで走ります。
エンジンをオーバーホールしてからは振動・音も少なくなり快適ではあるものの、なにせサイドウィンドウも立ててない状態、音が直接入ってくるためGoogle mapsのナビの音声も耳に入ってきません。
ホイールベースは2030㎜、トレッドは前1160㎜、後ろ1140㎜と超絶短い&狭い。このため、高速道路ではしっかりハンドルを持ちながら絶えず修正舵を入れなければいけません。90㎞/hで走っていてもエンジン回転数は3,600rpmくらいあり、現代のエンジンと違って騒音・振動はかなりのものなので、「けっこう頑張っている」気分になります。
ちなみに、最高出力は42.5hp / 5,000rpm、レブリミットは5,500rpmに設定されています。
集合~筑波パープルラインを走る
皆さん、速い!
守谷SAで集合。この日はみなスプライトで、いわゆるビッグ・ヒーレーはいらっしゃいません。よかった、非力な車でもついていけるかも。
高速道路を皆さんについていきます。先導車は気を遣ってくださるものの、皆さんふつうに90㎞/h~100㎞/h出てません?速いペースに驚きました。
茨城県道236号筑波公園永井線(筑波パープルライン)。ワインディングをハイペースで飛ばす
土浦北インターチェンジでおりて、茨城県道236号筑波公園永井線へ。
全線の通称は筑波パープルライン。南側は筑波山のふもとの風返峠を目指すワインディングロードで、表筑波スカイラインと呼ばれています。走り屋に有名な道です。道幅は比較的広いものの路面はところどころ荒れています。
朝日峠の駐車場で小休止してから走ります。



一般道に入っても皆さん速い速い!ご高齢な方もいらっしゃるけど、皆さんすごいなぁ。私は初めての本格的なワインディングということもあり、ギアの選択を間違えないように一生懸命。
2速と3速の間が離れているので、上り坂での2速→3速の切替タイミングを間違えると、3速に入って「あれ、加速しないぞ」みたいなことも起こります。
何せ最大トルクは7.2kg・m / 3,300 rpmで4速しかありませんから、最近の車に乗り慣れていると、あっという間に失速なんてことも。
それにしても車が小さいのでめちゃ楽しい!ロックトゥロック2.3回転のクイックなステアリング(ラックアンドピニオン式)で、車がすいすい向きを変えていきます。
何年経っても、この車は眺めて楽しむ車ではなく、走ってなんぼの車だなと再認識。車を操る楽しさの原点があるように思います。

下りカーブの洗礼を受ける
風返峠からは、茨城県道150号月岡真壁線を目指して山を下っていきます。
下り坂はエンジンブレーキをしながら降りるものの、なかなかきついコーナーもあります。
ハンドルは前述の通りめちゃくちゃクイックで、ハンドルをちょっと切れば全くアソビなく、前輪がすぐに内側に切り込んでいきます。
しかし、タイヤサイズは純正に近い145 / 80 R13。とても細く、エアボリューム満点です。

そして前後重量配分は車検証で前前軸重 390kg、後後軸重 330kg、合計720kgで、前後重量配分は54.2:45.8。若干ながらフロントが重い。当時は高張力鋼板などはありませんから、ボンネットの鋼板は相当厚く重いですので、フロントはどうしても重くなりそう。

こんなことから、ハンドルを切るとタイヤは間髪を入れずに内側に向くものの、その先がわからない。。前輪はいつ悲鳴を上げるのかわからず、後ろの1/4楕円リーフスプリングのサスペンションもボヨーンと伸びているので怖い。たいしたスピードでなくてもそれなりにスリリングなコーナーリングになるのでした。

マツダ ロードスターに乗る時は、荷重を意識しないとうまく走れない、とよく言われますが、それを極端にしたような感じでしょうか?ともかく丁寧に走らせなさい、車の方では何もしませんよ、そんな当たり前のことを車に言われているような気がしてきます。
フルーツライン。北と南で異なる表情
ひたすら走ります。
風返峠から下り、茨城県道150号月岡真壁線にぶつかったら右へ。そして茨城県道42号に合流したらちょっとして左へ。。。ルートは複雑。
ツーリングを企画してくださった方がきめ細かくルートを作ってくださったおかげでこうして走れるわけで、自分だけだったら間違いなく迷います。感謝!
フルーツラインは先ほどの朝日峠に行く途中に少しだけ走りましたが、今度は終点まで走ります。この区間の正式名称は茨城県道42号笠間つくば線。
茨城県道150号月岡真壁線から左折してしばらくは長閑な農村地帯を走ります。

徐々に道は険しさを増し、道祖神峠を越えます。
かなり勾配があり、コーナーがきついと出口での加速が非常に緩慢。しっかりとカーブを予測してギアを適切に選択して(と言っても2速か3速しか選択肢はない)、といった基本作業をしっかりしないとちゃんと走ってくれません。普段はどれだけ車に甘やかされているかがわかります。
ビーフライン。快適なワインディング
久しぶりに国道(国道50号)をちょっと走った後、ビーフラインへ。
ビーフラインは正式名を笠間地区広域農道というようです。茨城県笠間市の国道50号と、常陸大宮市の国道118号を結ぶ約30㎞の広域農道。始点では桜がお出迎え。
緩やかなアップダウンで走りやすかったです。この日は一部だけを走り、茨城県道39号笠間緒川線に入りました。

次は雨の後の林道。サバイバルレースの様相をなす
車の小ささとダイレクト感この上ないステアリングで、ワインディングはスピードを出していなくてもめちゃくちゃ楽しい。
一方、パワステも何もないので筋肉痛になってきます。やっと少し平坦な道に来て楽できるわい、と思ったら、林道に入ります。
その林道がまたすごいのなんのって。。

この道は、正確には林道ではなく県道です。茨城県道39号笠間緒川線。さっきから同じ道か。。一応主要地方道のようで、ビーフラインと接続していた南側はなかなか良い道だったのですが、、、
旧車でこんなところ行くのか!?というような、まるでラリーのコースのようなところ。そういえばスプライトがラリーで走っている動画を見たことあるな、と思い出すようなすごいコース。
でも、車が小さいからどうってことないんですよね。幅1.38mくらいと(うちの車はセンターロックのワイヤーホイールのためか少し幅が広い)、軽自動車よりもさらに10㎝細いので、取り回しはかなり楽です。自分のボクスターでは走りたくないかも。。

とはいえ、雨の後で路面はボコボコ。前のスプライトの後輪左側が伸びきっているのがわかります。

御前山ダムで小休止
険しい道を通り抜けるとほどなくして御前山(ごぜんやま)ダム。そこで小休止。


まだまだ続く。大子広域公園を目指す
御前山ダムからは那珂川を渡り、国道123号から茨城県道164号長倉小舟線へ。
桜と菜の花の競演
県道の入り口で桜のトンネル。

ここからは
・茨城県道287号山内上小瀬線
→栃木県に越境して栃木県道171号山内上境線
→栃木県道274号牧野大沢線
→茨城県道・栃木県道29号常陸太田那須烏山線で再び茨城県へ
→林道を経由して茨城県道234号小田野大那地線で烏帽子掛峠を越える
→茨城県道232号市毛水戸線
→国道461号
→アップルライン
といろんな県道をまたぎながら走ります。
茨城県道287号山内上小瀬線沿線は集落も多く、菜の花畑も見えます。


険しい上り坂。失速しそう。。
しかし長閑なのもこのあたりまで。栃木県道171号山内上境線が西に向きを変えて赤坂の棚田を通り過ぎると、一気に上り坂に。
2速で上ると失速して止まりそうに。そんな時は、慣れないながらブリッピングをして回転数を合わせて1速に入れます。1速はシンクロ機構がないので、回転数が合わないと「ゴキ!」という音がしてギアが弾かれてしまうのです。
うわぁ、やだなぁと思いながらあてずっぽうにアクセルを踏んで、あてずっぽうにギアを入れる、そんな感じで何とか止まらずに走りました。

動画も載せてみました。
最後は国道の整備された道を走り、大子広域公園に到着!
ヒーレー君も満面の笑みです。

満開の桜!
大子広域公園に立ち寄り、帰りはアップルラインを通りました。
アップルラインは全長約200kmのサイクリングルート「奥久慈里山ヒルクライムルート」の一部だそうです。急坂が続くため自転車での登りはかなりきつそうですが、今回は車で下り。車、楽です。。
茨城県道32号大子美和線にぶつかってさらに山を下っていくと、一本立ちの桜の木が。
ちょっとだけ撮影の休憩となりました。
急こう配や林道など、なかなかワイルドな道も行きましたが、ヒーレー君はどこでも元気。最高に楽しいツーリングになりました。

めちゃ楽しい!もうどこへでも行けそう
終わってみれば走行距離530.5㎞と、500㎞を超えました。
今回、思い切ってロングツーリングに出かけましたが、車は絶好調。ワインディングも最高に楽しく、これならもうどこへ行っても大丈夫だな、という気になりました。
今後は過保護にすることなく、普通の車と同じようにいろんなところに連れ出したいと思います。











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