ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0にはスポーツエグゾーストが標準装備されています。今回はその音を録ってみました。
ポルシェのスポーツエグゾーストって?
どんなもの?
ポルシェのスポーツエグゾースト(正式名称はスポーツエグゾースト・システム)は、いわゆる可変バルブが内蔵されたエグゾーストシステムです。

(説明がないのでおそらくですが)こんな感じになっているのではと思います:
1.排ガスの経路には消音用の少し長い経路(サブサイレンサーが追加されている?)と、より排気効率の良い短い経路の二つがある
2.スポーツエグゾーストがオンでかつ一定の条件を満たした時だけバルブが開放されて、排気ガスが(排気効率の良い)短い経路に流れるようになっている
(下周りを見た方は教えてください!)。
こうすることで得られるメリットは下記の通りと思われます:
1.通常走行時は消音性能を上げて静粛性を確保できる
2.スポーツ走行時など高負荷時を中心に排気抵抗を下げてパワーやレスポンスの確保をすると同時に、(サイレンサーなどの経由を最低限にするため)ダイナミックな音を楽しめる
制御はECUで行われているものと思われ、バルブ開閉のタイミングを手動で操作することはできません(騒音規制をクリアするためと思われます)。
操作方法は?
操作は簡単。センターコンソールにあるマフラーのマークのボタンを押すことでスポーツエグゾーストのオン・オフが切り替わります(今度写真を追加しておきます)。
ちなみに、デフォルト設定は下記のとおりです。
ノーマルモード:オフ
スポーツモード:オン
スポーツ+モード:オン
インディビジュアルモードでは ノーマル・スポーツ・スポーツ+の設定に関係なくオン・オフのプリセットが可能です。
どんな音がする?~排気音編~
ポルシェは、先ほどの写真にもあるように専門の音響チームと音響設備を持っていて、総合的な音環境のチューニングを行っています。こういうところにコストをかけてブランドとしての(音の)統一感を出していくところは、ポルシェらしいなぁと思います。水平対向6気筒エンジンがアイコンみたいになっているのは、こうしたたゆまぬ努力のおかげだと思います。
それはさておき、どんな音かというと、一言「野太い音」。
聴いてみないとわからないと思うので、録画してみました。
(けっこう大きい音なのでご注意ください!)
まずは、ノーマルの音。エンジンをかけた直後、アイドリング回転数はやや高め。少し経つと回転数が落ちます(00:38)。回転数が落ちた後、一瞬だけスポーツエグゾースト「オン」でバルブが開放されている時の音が入っています(00:42)。その後アイドリングストップしてしまいました。。
次のエンジン始動はスポーツエグゾーストオンでバルブ開放の状態から。その後スポーツエグゾーストをオフに切り換えて、強制的にバルブを閉じています(00:11)。
ちなみに、車外の排気音は下記のように撮っています(このまま公道を走ると道交法違反になる可能性大なので注意が必要)

どんな音がする?~室内編~
走行中の排気音を録るのは難しいので、屋根を開けた状態で室内にGoProを設置して音を録っています。
一つ目は発進時。スポーツエグゾースト「オン」でバルブが開いた状態から走り出します。走り出すと自動的にバルブが閉まって特に低音がカットされてしまいます。(00:04頃にはバルブが閉まります)。
もう一本は、バルブが途中で自動的に開くときの音。風などのノイズ音で少しかき消されていますが、低音が加わり、音の迫力が増していることがわかります(00:06頃)。
スポーツエグゾースト、不満はある?
不満は何といっても、スポーツエグゾーストをオンにしていても、常用域でバルブが自動的に閉じてしまうことです。アイドリング時はバルブが開いているのですが、スピードが乗り始める前の1,500回転程度でバルブが閉じてしまいます。その後バルブが開くのはだいたい4,000回転を超えてから。
仮に上記の回転数でバルブの開閉が行われるとすると、PDKの場合、1速時速14㎞/hくらいでバルブが閉じ、2速でも63㎞/hくらいになってようやくバルブが開くことになります。
バルブが閉じていてもいい音はするのですが、バルブの閉まる時の音の変化が個人的にはやや気持ち悪いですし、バルブが開くときも急に音が大きくなるため、NAエンジン特有の連続的な回転上昇の気持ち良さが少しスポイルされているように感じます。
ということで、エキゾーストバルブコントローラーを導入することにしました。
詳細はまた別の機会に!










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