スポーツエグゾーストの音を録ってみた。~ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0の場合~から続く
前回、ポルシェのスポーツエグゾーストの音を紹介しました。その際、バルブが開いたり閉まったりするときの音の変化が煩わしいので「バルブコントローラーを付けることにした」と書きました。
今回、カーグラフィック社(ドイツ)のPSE(ポルシェスポーツエグゾースト)コントローラーというエキゾーストバルブコントローラーを付けてみましたのでご紹介します。
PSEコントローラーとは?
ポルシェのスポーツエグゾースト(正式名称はスポーツエグゾースト・システム。略してPSE)は、前回も書いたようにPSEスイッチをオン(バルブ開放)にしても、途中で自動的にバルブが閉まって排気音が静かになる回転域があります。
PSEコントローラー(一般にはエキゾーストバルブコントローラー)は、バルブの開放を任意に設定できるもの。基本的にはスイッチを「オン」にすれば、ずっとバルブが開放、「オフ」にすればバルブが閉まる、という動作をします。
カーグラフィック社のPSEコントローラー
カーグラフィック社のPSEコントローラーは、カプラー接続で装着するタイプのもの。装着と取り外しが簡単にできています。

動作は2モードです。
「1」:バルブが常時開放される
「2」:機能しない
「2」にすると、PSEコントローラーはスルーされて、純正のPSEが使えるようになります。
つまり、
「2」にした状態で車の本体にあるPSEスイッチを「オン」:純正のPSEが作動する
「2」にした状態でPSEスイッチを「オフ」:PSEは作動しない
となります。
このように、今までの純正の機能はそのままフルで使え、常時開放モードが「追加」される仕様になっています。
ちなみに価格は高騰中で(涙)、私が購入した2024年9月で本体価格7万円台、それに私の場合ショップでつけてもらったため工賃2万円が追加。10万円でおつりがくるくらいの値段です。
装着は?
PSEコントローラー、私はショップで装着してもらいました。
知り合いの718ケイマン GTS 4.0乗りの方はご自分で作業されたと伺っていましたが、私は自信がなく、場所があってもショップに頼んだと思います。
ショップでの作業を見させていただきましたが(遠慮して写真は撮っておらず)、ボクスターの場合幌の後端を持ち上げてエンジンルームの防音材等を取り外す作業があり、わりと複雑そうでした。なので、ボクスターの場合はショップに頼んだ方が正解かも。。
ちなみに、エンジンルームの上はカーペット状のトランク内張り、その下にカーペット状の防音・遮熱材(2枚だったかも?)、さらにその下にアルミ製と思われるカバーがあり、比較的防音・遮熱材はしっかり使っている感じがしました。
作業時間は大人2名で1時間強でした。
どんな音がする?~室内編~
さっそく、PSEコントローラーを「1」にしてバルブを常時開放した時の音を紹介します。幌は閉じた状態。
徐々に回転数が上昇していきますが、低回転でもバルブが開いて野太い音がしているのがわかります。4,000回転前後から上に回る時も(純正にみられる、急にバルブが開くという動作がないため)、音質の急激な変化がないのが嬉しいところ。
(幌の後端をあげた作業の際に幌の一部のプラスティックの固定が外れてしまったらしく、カタカタ鳴っています。ご了承ください)。
次はPSEコントローラー装着前、PSE「オフ」(=バルブが常時閉じている)状態。低音は少ないですが、これはこれできれいな音。ちなみに幌を開けているのでこもり音も少ないです。
どんな音がする?~排気音編~
ちょっと工夫して排気音を録ってみました。
(予告なく落とすかもしれませんのでご容赦ください。また、音量は大きめですのでご注意ください。)
こちらは、PSEコントローラー装着前、PSE「オン」(=バルブが純正のプログラムで動作している)状態。走り出すとすぐにバルブが閉じて低音がカットされているのが良くわかると思います。止まる寸前にまたバルブが開いて低音が強調されます。
PSEコントローラーを装着してみて
PSEコントローラーを装着して、バルブを常時開放にするとやはり排気音が目立ってきます。低回転時は排気音が相対的に大きく、迫力はあるもののほかの吸気音やエンジン音を圧倒してしまうかも。
一方、高回転まで回すとちょうどいい音のバランスになります。さらに低回転~高回転に変化するときにバルブの開閉が発生しないため、エンジン回転数の高まりに対する音の変化に連続性があり、とても気持ち良くなります。
また、ショップの方がいうにはレスポンスも良くなるとのこと(排気抵抗が少なくなるため)。
バルブ開放で走ると全体に排気音が大きくなり迷惑なので、街中ではバルブは閉めて走っています。そういう意味で利用シーンは限定的かもしれませんが、それでも得るものは大きかったなと思います。
ここぞという時に使いたいと思います。










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