メルセデス・べンツGLB:我が家の車に決めた理由から続く)

メルセデス・ベンツGLB(X247)の2024年8月現在の納期、注文から納車までの納期待ちの期間の流れ(実際に購入した際の実例付)、2022年(MP202201)から現在(MP202501)までの装備変更および価格改定(値上げ)の情報をお伝えします。

ベンツGLBのだいたいの納期は?(2025年モデル)

メルセデス・ベンツGLB(X247)のだいたいの納期について、私(2023年8月納車)の場合を含めて、聞いている情報をお伝えします。2024年8月現在の情報です。

私の場合は注文が2021年9月19日、納車が2023年8月4日で、1年10ヶ月+2週間。

私の場合はのちに述べるように特に納期が長かったのですが、周りの人の話、ディーラーさんの話を総合すると現在は在庫車の中から選ぶのが多い模様1年~2年というところ


※2024年8月29日追記。GLBは2024年7月にMP202501になりました。価格改定が中心(100,000-150,000円の値上げ)です。

※2024年7月17日追記。GLBは2024年6月にMP202402になりました。GLB180がBSG搭載モデルに変更されています。価格はGLB180、GLB200d 4MATICともに15万円の値下げ。

※2023年11月20日追加情報。2023年11月17日にGLBはマイナーチェンジを行い、MP202401になりました。

※2023年9月5日追加情報。ディーラーの方とお話ししたところ、「依然としてGLBはメルセデス・ベンツのラインナップの中では人気だが、2024年のマイナーチェンジモデルの生産は順調に推移すると考えられ、今注文して1年お待ちいただくようなことはない」、とのことでした。

また、お客様がディーラーに注文を入れる前にディーラーがメーカーから買い取ることも再開していることから、今後は売れ筋のグレード・カラー・オプションは短納期、そうでない在庫は注文生産という流れに変わりそうです。


ただし、ベンツGLBの場合は、大きくヤナセ、シュテルンの系列によって順番決めの方法が違ったり、キャンセル車が回ってくると途端に速くなったりといったことがあるので、人によって相当違う、ということが言えると思います。

注文から生産枠確定~生産~納車までの大まかな流れ

私は神奈川県内のシュテルン系のディーラーで注文しましたが、下記のような流れでした。けっこう癖があり、私自身もなかなかどうしてよいかわからなかったです。。

なお、最近(2023年11月現在)は昔のように、ディーラーが売れ筋の在庫車をあらかじめメーカーから買い取り、それを販売するケースの方が多くなっているようです。下記のような「事実上の受注生産」になるのは、それなりに珍しい色とオプションの組み合わせになるかと思います。

生産枠の割り当てがいつか、全く見当がつかない

1.注文:すべての仕様を決めておく

注文時に「すべての仕様を決める」。ここはポルシェのようにグレード、ハンドルの左右、ミッションといった基本仕様だけを決めて生産枠を決めるやり方ではなく、グレード、ボディーカラー、メーカーオプションのすべてを決めて発注するタイプです。

この時点で着手金を払います(だいたい販売価格の10%以内のことが多いよう)、法的にはキャンセル時の拘束力がなく、キャンセル時に全額返金されます。

2.生産枠割当の時期がユーザーからは見えない

そこで長い待ち行列に加わるわけですが(私の注文時は販売店の系列で700台待ち)、いったんそれがメルセデスベンツ日本にまとめられ、本国に発注という形式をとっている模様。

販売店の系列の中でも、必ずしも順番に生産枠が割り当てられるわけではなく、メルセデスベンツ日本が見込みで発注した分も含めて日本市場向けの生産枠が割り当て、生産されるようです。

キャンセル意向の有無確認が生産枠確保のサイン?!

生産枠の割り当てが近づくと、メーカーから販売店にはその旨通知が行く模様。私の場合、そのタイミングで販売店からキャンセル意向があるかないか、電話で確認が入りました。

ただし、販売店にも正確な生産枠の割り当て連絡が入っているわけではないようで、2023年1月に意向確認の電話が来た時に納期の目途を聞いたところ、「今年中には納車できそう」という連絡でした。まだ11ヶ月ありますぜ。笑

キャンセル意向の確認(≒生産枠の確定)から納車まで7か月程度

上記のように、正式に何月の生産枠に割り当てられるかはユーザーには伝えられないものの、私の場合キャンセル意向の確認電話から納車までは7ヶ月でした。ポルシェの場合、生産枠確定の連絡から納車までが6~8か月(私の場合8か月)なので、やはりベンツの場合も、キャンセル意向の確認=生産枠がだいたい決まった、と理解してよさそう。

となると、その電話がかかってきたら実際の生産まで3~5か月、輸送と国内での納車整備で2~3か月、という感じで考えてよいかと思います。

(事例)ベンツGLB(X247)の納期:全体スケジュール

ここからは、私の場合の、注文から生産枠決定、そしてやきもきする納車待ち、待望の納車までをたどってみたいと思います。

私の場合は、下記のような日程でした。

2021年9月19日 注文
2023年1月5日 キャンセル有無の意向確認
2023年6月6日 生産完了の連絡
2023年8月4日 納車

私の場合、注文してからキャンセル有無の意向確認まで約15ヶ月。生産枠確定から納車まで7ヶ月、合計の納期は1年10ヶ月でした。キャンセル意向確認まで15ヶ月!その間ほとんど何の情報もなかったのですわ。。

注文しました(2021年9月19日)

最初の試乗から2週間後、家族も呼んで試乗させてもらいます。家族からは、「静かで乗り心地もよい」とのコメントをもらい、試乗車でディーラーに戻り、商談に。まずは候補の色であるマウンテングレー(メタリック)の在庫車があるというので見学させてもらいます。

妻とも話し、決めました。デニムブルーもきれいな色で迷いましたが、自分の年齢も考えて、渋めのマウンテングレーに決めました。ちなみに本国ドイツでは一番人気の色だそうです(だから何だ、って感じですが。。)

注文したグレードはGLB 200d 4MATIC(AWDモデル)。ざっくりと仕様を決めて、注文書に印を押します。着手金として50万円を支払っておしまい。値段は変わる可能性があるので、あくまで参考価格、ということで見積もりをもらいました。

私はポルシェを買う時の感覚で、とりあえず着手金を払っておけば生産枠が確保され、生産日程が決まったところで仕様を決めに行くのかな、と思ってました。

ちなみに、注文した時のモデルはMP202102(2021年4月に発売されたモデルです)。車両本体価格は5,530,000円(税込)です。

(細かい仕様、選んだオプションはこちら)。

このモデルは半導体不足のため、携帯のワイヤレス充電(ワイヤレスチャージング)とフットトランクオープナーがつかなくなりそう、との説明を受けました。

長い納車待ちの「不安の時」が始まった

そして、これからベンツGLBの、長い長い納車待ちの時がやってきます。

このころから、納車された車によってブレーキキャリパーのデザインが違っていたり、USBの差し込みポートの数が違っていたりとネット界隈ではいろいろ騒がしくなっていました。(余談ですがメルセデス・ベンツ日本は2021年末に消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を受けています)

仕様が変わるもの値上げがされるのも困るけど、そもそも納車されるんだろうか?そんな不安の期間がやってきました。

相次ぐ値上げ

覚悟をしていたものの、2022年になっても連絡はありません。その間に値上げが実施されます。さらに、ディーラーさんはご近所から遠くへ移転。。。

2021年10月モデル(MP202201):28万円の値上げ


主な仕様変更:

アンビエントライトの標準装備化、ナビゲーションの標準装備化(ただしテレビ機能はオプションに)、アドバンスドパッケージの機能追加(MBUXインテリア・アシスタントとプロジェクターライト)など

プライバシーガラスを標準装備からAMGラインパッケージオプションに変更、フットトランクオープナー廃止、ワイヤレスチャージング廃止、荷室の12V電源廃止など

価格:5,810,000円(+280,000円)


なかなかご立派な値段になりました。

ベンツGLB。とりあえず展示車の写真を載せておきます。

そうこうしているうちに、2022年2月にロシアによるウクライナ侵攻が勃発。

2022年4月モデル(MP202202):12万円の値上げ

ウクライナ侵攻は本当に許し難く、とにかく早期終結をしてほしい、こんな時に自分の車のことを考えるのは不謹慎でもあるし、車は諦めようかなと思っていました。

ヨーロッパの自動車メーカーにとって、ウクライナは重要な部品の供給地。今や車の基幹部品と言ってもよいワイヤーハーネスの多くはウクライナで作っているため(中西部に集中)、ウクライナが戦地になると車の生産が止まってしまうようです。新聞によると、世界最大手である住友電工もモロッコへの移転を検討するが、年末くらいまでかかるとのこと。

そうこうしているうちに仕様変更と価格改定。


主な仕様変更:

テレビ機能の標準装備化、ボディーカラー追加(AMGでしか選べなかったパタゴニアレッドを全グレードに追加)

メモリー付パワーシートの廃止

など

価格:5,930,000円(+120,000円)


いよいよ半導体不足の影響は深刻化します。

このモデル(MP202202)ではメモリー付きパワーシートが廃止されて、手動調整に

この仕様は相当不評だったようです。キャンセルもずいぶん出た模様。ドイツではシートの手動調整はわりと一般的なので(パワーシートはパッケージオプション)普通に省かれた仕様なんだと思います。

しかし、日本のメルセデス(待ち)ユーザーは、「こんなの高級車じゃない!」と怒り心頭だったようです。確かに、リセールバリューにも影響しそうで、そう言う点では早く納車されるのは羨ましいものの、このロットに当たったユーザーさんはお気の毒でもあります。

私には、一向に連絡はなく、納車されそうな気配は全くなし。なので仕様のデグレードで気を揉むこともありませんでした。

6月にベンツ300SEを定期点検に預けに行くためにディーラーに行くと、案の定「まったく納期の予定が立たない」とのこと。

キャンセル車の提案

そんなころ、夏になり、ディーラーから電話。

営業の方:「黒のAMG GLB 35なら即納できるのですがどうですか?」

ありかも、と心が動きましたが、個人的には今回はディーゼルに乗りたい気持ちが強く、このまま納車を待つ旨お伝えしました。

ディーゼルに乗りたい理由は2つ。ディーゼルの、低速からトルクがもりもり出てきて、回転数を抑えながら走れる性格が我が家のニーズにぴったりなこと、さらにディーゼルはヨーロッパでは買いたくても買えなくなり、ある意味ディーゼルに乗り放題なのは日本だけ。その「地の利」を生かして今乗っておきたいと思いました。

2022年10月モデル(MP202301):25万円の値上げ

前回の値上げから6ヶ月で再度の値上げ。


主な仕様変更:

メモリー付パワーシート復活、フットトランクオープナー復活、ワイヤレスチャージング復活

アクティブレーンチェンジアシスト廃止

など

価格:6,180,000円(+250,000円)


このモデル(MP202301)ではメモリー付パワーシート復活、フットトランクオープナー、ワイヤレスチャージングも復活と、もともとの仕様にようやく戻りつつあるGLBくん(荷室の12V電源は復活しなかったようですが。また、アクティブレーンチェンジアシストも廃止されました)。

供給もだいぶ安定してきたようです。このモデル(MP202301)はかなりの数量日本に入ってくるらしいという情報がネットにも出ていました。実際、ヤナセさんの方ではかなり納車された方が多かった模様。

また、キャンセルもかなり出た模様。MP202202でパワーシートが廃止されたことは大きかったようです。EQBに流れたお客さんもいるのかもしれません。

ついに電話がかかってきた!・・・けど。。

そろそろうちも納車にならないかなぁ、、、と思った矢先。

2023年1月、ついにディーラーから電話がかかってきます。


営業の方:「キャンセル意向の有無を聞かせてほしいです」
私:「納期の目処は立ちましたでしょうか?今年中は納車できそうですか?」
営業の方:「それは大丈夫だと思います」
私:「それなら待ちます」


やれやれ、待つとしますかー。

でも、わかったのは今年中に納車されそうということだけ。って、まだ1月じゃん!

2023年4月モデル(MP202302):19万円の値上げ


主な仕様変更:

一部オプション廃止(AMGラインパッケージ非装着時の本革シートオプションが選べなくなった)
価格:6,370,000円(+190,000円)


なんかまた値上げしている。。そして納期連絡はまだこない。。

MP202301とMP202302の違いは、一部のオプションが廃止されたいうことのみ。価格改定がメインです。

補足:2023年11月モデル(MP202401)は57万円値上げ

私はMP202302モデルを購入しましたが、その後もGLBは値上りが続いています。MP202401は初のビッグマイナーチェンジモデルで、変更箇所は多岐に渡りますが、なんと57万円の値上がりになっています。


主な仕様変更:マイナーチェンジに付き多岐に渡る

価格:6,940,000円


詳細は下記をご覧ください。

メルセデス・ベンツ GLB マイナーチェンジ(2024、MP202401)、現行モデルからの変更箇所を紹介

補足2:2024年6月モデル(MP202402)は15万円値下げ

ユーロ高・円安は続いているものの、なんとMP202402は値下がりしました。


主な仕様変更:

安全支援関係のアップデートがあったのかもしれませんが確認中です。

イリジウムシルバーが選べなくなり、ハイテックシルバーが設定されました。また、MP202401で新設定されたローズゴールドが選択できなくなりました。

価格:6,790,000円


補足3:2024年7月モデル(MP202501)は10-15万円の値上げ

またまた驚き、わずか1ヶ月で価格改定と仕様変更がありました。ほぼ元に戻りました。


主な仕様変更:

デジタルホワイトが選べなくなりました。

また、MBUX ARナビゲーションを含まないパッケージオプション(コンフォートパッケージ)が追加されました。(MBUX ARナビゲーションの生産が不安定である模様。当該オプションに「生産制約により選択不可となる場合があります」の文言が追加されました。)

価格:6,900,000円


価格の高騰について

ベンツGLBの車両本体価格は、注文した時から購入するまでに860,000円値上がりしてしまいました。

それでも為替は注文時に1€=129円、執筆時点(2023年7月18日)で1€=155円なので、約20%円安になっています。これに原材料・作業費等の高騰が加わるのに、実際は円建てで16%の値上げですから、特にディーラーのマージンは相当減っているはず。

そう考えるとある意味ありがたい話だなと思わなくてはならないと思っています。ディーラーさんは本当に大変だと思います。頑張ってください!

ついに納車!?

その後も連絡がありませんでしたが、2023年6月になり、ディーラーから電話が。

営業の方:「もう出港しました。つきましては夏には納車できそうなので、改めてお打ち合わせの場を」

へ?仕様これから決めるんじゃないんだ!?とのんきな私。

やっぱりデニムブルーもいいよなぁとかいろいろ迷っていたのですが、その必要はなかった。。。

注文から1年10ヶ月、ようやくベンツGLBの納車が近づいてきました!子供たちも2学年上がり(高1→高3、小6→中2、小3→小5)、月日の流れを噛みしめます。

納車前打ち合わせ!

注文したのが2021年9月19日ですから、1年と10ヶ月ちょっと。長かったです。

ベンツGLBの納車日が決まりました!2023年8月4日です。ちなみに、東日本の場合は日立に入港し、水戸で納車整備となります。西日本は豊橋に入港、整備となるようです。

ディーラーにて。ホットコーヒーをいただきながら、担当の方を待ちます

ディーラーオプションを決める

納車前打ち合わせでは、主にディーラーオプションの確認をします。打ち合わせのタイミングですべて確定すればよいのですが、私の場合はドラレコを純正にするか後付けにするかを悩み、この場では判断を保留して社外品の見積もりもとってもらうことにしました。(結局自分で買ってつけることにしました)。

その他、コーティングをお願いするか自分でするかなどもここで決めます。

付帯サービスを決める

そして、メンテパックや延長保証、自動車保険と話が進んでいきます。

自動車保険はいつも入っているところがあるのですが、一応提案は受けることに。輸入車の場合は、一部のネット保険だといろいろ条件が厳しくて万一の際の支払いを渋られることも多いらしく、できることなら、と勧められることがほとんどです。

印鑑証明書と車庫証明の申請のための書類を渡します。

今日は以上で終了です。

納車までの最終ステップ

これらディーラーオプション等については別の記事に書きたいと思いますが、上記のようにこの時点では価格も最終決定していません。ここで仕様を確定し、それを元に最終の注文書が自宅に送られてきて、それにサインするとすべてが確定する、という段取りです。

この後は、注文書にサイン→振込→保険の申し込み、並行して我が家の日産セレナの嫁ぎ先を決めていく作業になります。

ちなみにMP202302モデルの値引きは?

2023年7月あたりからメルセデス・ベンツジャパンからディーラーが購入する値段がかなり上がったようで、ディーラーの取り分は「かなり(数年ぶりのレベル)」減少した模様。値引き原資がなくなるので値引きはかなり渋くなると考えた方が良さそうです。

納車までに価格が上がってやりきれないお気持ちの方もいらっしゃると思いますが、厳しいのはみんな同じなので、今後のお付き合いを考えるとほどほどに、がおすすめです。

おまけ

AMG SL43が展示されてました。・・・って、この記事肝心のベンツGLBの写真がほとんどありませんて?そうなんです、実車と対面したのはほぼ2年前ですからね。。

メルセデス・ベンツ AMG SL43。初めて見たけど、かなりワイドで大きい!

追記1:納期が長かった理由考察

私の場合、ベンツGLBの注文から納車まで1年10ヶ月以上かかっています。私は今のセレナを急いで乗り換える必要がなく、自分の選んだ仕様に乗りたかったのでずっと待ちましたが、長かったのも事実です。これを短くすることはできたのでしょうか?

まずは、私の車が特に納期が長かったと思われる理由を書きたいと思います。ただし、あくまでも私の推測です。。

・半導体など、調達に難がある部品を多く使うオプションを選んだ

今回の乗換のコンセプトは「安全」であったため、それにかかわるオプションは入れたいと思っていました。具体的にはアドバンスドパッケージ。ヘッドアップディスプレイがお目当てですが、ほかにブランドロゴプロジェクターライトとMBUXインテリア・アシスタントがついてきます。

どれも電装品で、部品の調達に苦労しそうなもの。これは納期の面では不利になったかなと思います。

パノラミックスライディングルーフも何気に生産順に影響したかもしれません。

・あまり出ない仕様だった?

選んだオプションについては別途書きますが、フルオプションに近い仕様。もしかすると製造工程の関係から後回しになりがちだったかもしれません。

追記2:納期を縮める方法はある?

それでは、納期を縮める方法はあったのでしょうか?おそらくですが、あります。

ただし、ディーラーによって事情は異なるでしょうし、公式に推奨されている方法ではないので、あくまでも良識のある社会人としてご自身で情報収集されることをお勧めします!

できるだけ鉄板の仕様を選ぶ

ベンツの場合、オプションがそれほど選べないこともあり、仕様のパターンがあまり多くありません。また、キャンセルしようと思えば罰則なくできてしまうこともあり、実際にキャンセルが相当出るようです。

鉄板の仕様を選んでおくと、全く同じ仕様のキャンセル車が自分に回ってくる可能性が上がるようです。

キャンセル車が回ってくる確率は人気のボディーカラーと人気オプションの組み合わせの方が高く、日本でいえばポーラーホワイトかコスモブラックで、AMGラインパッケージをつけるのが良いのだと思います。

複数の販社、店舗をまわる

個人的にはあまりお勧めしませんが、この方法も何が何でも早く新車が欲しいという方には有効かと。ディーラーによって割当台数が異なりますし、ヤナセとシュテルンでは順番の決め方も違うようなので(ヤナセはイヤーモデルごとに抽選をしているという話を聞きました。シュテルンは注文順)。

ただし、安易なキャンセルはいろいろな方面に迷惑をかけるので、注文を入れる前に、どの店舗が割り当てが多いか、などをリサーチして、1か所で注文を入れるようにした方が良いと思います。(ディーラーもいろんなところに注文を入れてどこかが決まれば他はキャンセルをするお客さんのことは把握していました)

キャンセル車を積極的に待つことを告げておく

中には、レアな色・オプションの組み合わせで、キャンセルが出た仕様と全く同じ(仕様の)他の注文が入っていない場合があります。

その際はすでに(別の仕様の)GLBを注文済みのユーザーに優先的に連絡が行きます(前述の通り私にも1回来ました)。

注文の際に、キャンセル車が出た場合に、仕様違いでも積極的に検討する旨伝えておくと、優先的に連絡をもらえる可能性があります。

そのほか、メルセデス・ベンツ・ジャパンが行っている「見込み発注車」(ディーラーの発注枠とは別に、ジャパンが独自に売れ筋を予測して発注し、その後に希望するディーラーに割り当てられる車)を狙うとか、いろいろな話も出回っているので、どうしても早く、しかも新車でほしい方は情報収集してもよいかもしれません。

私の場合は、ディーラーとはメンテナンスを含めて長い付き合いになるため、納期だけでなく、営業(および店長)・サービスの方との相性も重要だと思っています。サービス・メンテナンスの評判も含めて総合的にディーラー選びをした方が良いかなと思っています。

ということで、次回はいよいよ納車です!

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