今年はソロドライブがあまりできなかったので久しぶりのドライブ関連記事の投稿です。

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0、今回は山梨県からスタートして、少し遠出。小川村から北アルプスを望み、渋峠を通って草津温泉に立ち寄りました。

全体のドライブプラン

一度は行きたかった長野県小川村。「日本の里100選」にも選ばれている、白馬村の東に位置する村です。北アルプスを眺めながらドライブしたいと思いながらも、横浜からの日帰りは距離的にちょっと難しく、実現していませんでした。

今回は夜に横浜を脱出し、山梨県笛吹市で一泊。翌朝長野県を目指す日程が組めました。

前半は大町市から小川村に入り、北アルプスを眺めながらのドライブ。戸隠を経由して渋峠を通って草津温泉で一休みして、一路横浜を目指すことにしました。

(註:ルートに冬季閉鎖の道路が含まれるため、執筆時点でルート図を完成させることができませんでした。よって途中の横手山までのルートを掲載しています。できれば春に更新したいと思います)

旅の始まり~何だこのホテルは?!

夜8時過ぎになって出かけることを決め、山梨県笛吹市で宿泊することに。適当に素泊まりのホテルを検索して予約し、夜10時過ぎに現地に到着。なんかおかしい。。農地にポツンと2、3件、どう見てもラ〇ホテル。。。実際間違えて隣のそれ系のホテル駐車場に入りかけてしまい、慌ててバックで戻りました。

泊ったところは車で入れるコテージタイプのところでしたが、どうも後でレビューをみてみたらこちらもそういったホテルを改装したところみたいでした。まぁいいや。

エアコンをしていないと部屋は寒く、秋も深まってきたことを実感しました。

泊まったホテル。車を横付けできる

大町公園~鷹狩山展望台へ

翌朝は曇り。夕方には雨が降り始める予報です。

中央道を走っていると晴れてきました。この天気が続いてほしい!

八ヶ岳連峰
中央道走行時は晴れ。八ヶ岳連峰が見えます

が、このあとちょっとしたトラブルに巻き込まれ、安曇野で足止めを食らいました。安曇野を出発した時には11時を過ぎていました。すでに天気は下り坂。

大町へは北アルプスパノラマロードを通ります。正式名称は長野県道306号有明大町線。長野オリンピック(1998年)開催のために整備された道だと聞いています。しばらく真っすぐの道を走ったのち、国道147号線に入り、そこからさらに右に折れて街はずれの高台にある大町公園を目指します。

博物館通りを走り町をでると、一気に急こう配が始まり、始まったと思うとすぐに大町山岳博物館と駐車場が見えてきます。

中心街からちょっと外れただけなのに、なかなかの景色。本当に山が近いんだなと感じます。

大町公園から北アルプスを望む
あいにくの天気ですが、北アルプスの山々と大町の街並みが見えました。

そこからは林道のような道を走って鷹狩山を目指します。

エキゾーストバルブコントローラーをオンにすると、低速でも野太い音が聞こえてきます。

紅葉の中、街に近いのに思いのほかワイルドな道を上っていくとほどなく鷹狩山の駐車場に到着しました。展望タワーがあるので上ります。

ぐるっと半周見回してみます。

アルプス展望ルートを走り、わかたの棚田で小休止

鷹狩山からは乗越峠を越えて長野県道497号美麻八坂線を走ります。いかにも日本の山村のような景色に癒されます。

左手に北アルプスが見え隠れしてきました。

しばらく走るとわかたの棚田。左方向に北アルプスの山々が見えます。

ここで小休止。

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0

小川村を北上。北アルプスを一望する

長野県道31号長野大町線にぶつかって右折し、道の駅おがわの手前を鋭角に左折すると、長野県道36号信濃信州新線へ。一気に上り坂になります。

長野県道36号信濃信州新線
長野県道36号信濃信州新線、小川村役場を過ぎたあたり。左が開け、北アルプスが見えてくる

長野県道36号は上水内郡信濃町(黒姫のあたり)から鬼無里(きなさ)や小川村を通って長野市信州新町を結ぶ道。北の方は崖っぷちの狭隘(きょうあい)路だったらしく、1972年には路線バスがダンプトラックとのすれ違いに失敗して崖下に転落、15名の犠牲を出すという、痛ましい事故も発生したそうです。

小川村アルプス展望広場からは北アルプスの山々が一望できます。この日の天気は曇りでしたが、それでも雄大な景色に心が洗われました。

小川村アルプス展望広場からの眺め

鬼無里でおやきをいただく。絶品!

小川展望台を超えてしばらくすると急な下り坂に変わり、降りきると鬼無里です。

長野県道36号信濃信州新線鬼無里集落南側
急な下り坂を下りきると鬼無里の集落

鬼無里は「きなさ」、と読むそうです。この字がとても気になっていたのですが、やっと念願かなって訪れることができました。名前の由来は諸説あるようですが、面白いのは「西京」や「二条」といった都を連想させる地名が残っていること。

山に囲まれた人里というシチュエーションも相まって、いろいろ想像力を掻き立てられる場所です。

すでに13時を過ぎているので、軽く食事を。一度来たいと思っていたいろは堂鬼無里本店へ。

いろは堂鬼無里本店

家族へのお土産用と昼食用を買って待っていたら、なんとお茶と共に1個サービス。このおやき、(ちょっと高いけど)めちゃうまいです!

いろは堂鬼無里本店のおやき

どこまで行っても山、山、山!大望峠を越えて戸隠神社へ

当たり前ですが、本当に山しかありません。鬼無里からは再び長野県道36号信濃信州新線を走り戸隠へ。しばらくは集落の合間を抜ける道。人気(ひとけ)がなくなるとすぐに大望峠に到着。紅葉が素晴らしい。そして周りは山だらけ。

大望峠からの眺め
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0

しばらく行くと戸隠神社宝光社に到着。本当は奥社に行きたかったのですが、かなり時間が遅くなっていたため断念。本当に森の中の神社。でもけっこう観光客は来ていました。

すごい階段です。。

戸隠神社宝光社

上から見下ろすと。。。

戸隠神社宝光社

ちょっとまわり道して鏡池方面へ。木々は黄色く染まっていました。

鏡池に向かう道
鏡池に向かう道。木々は黄色く染まっていました。

曇っていたためか思いのほか人が少なくよかったですが、時間がない。さっと見て車に戻りました。

鏡池

先ほどの長野県道36号信濃信州新線に戻り、野尻湖を目指します。これがが昔大事故のあった区間のようですが、今は道幅も広い快走路。昔の大惨事を偲ばせるような面影は残っていませんでした。

長野県道36号信濃信州新線の黒姫-戸隠区間
長野県道36号信濃信州新線の黒姫-戸隠区間

雨が降り出す。渋峠へ急ぐ(がまた立ち寄り)

16時を過ぎて、なんだかあたりが暗くなります。ぽつぽつと雨が降り始めます。

国道292号を渋峠に向かいます。この区間は浅間・白根・志賀さわやか街道という、ちょっとさえない名前(←失礼)の愛称がついています。

渋峠の東側に国道日本最高地点があります。2年前に慣らし運転中の718ボクスター GTS 4.0できたことがありますが、その時は草津方面から上って引き返すルート。志賀高原方面から上るのは初めてです。

本当は湯田中温泉か渋温泉で一泊して、午前中にのんびり峠越えをしたいところですが、残念ながらそうはいかないので急ぎ峠に迎います。

が、途中滝が見える駐車場があるというので立ち寄り。

すごい景色!

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0
澗満滝駐車場から中野市方面を望む

でも、滝ってどこだろう?と思って反対側をみると、ありましたよ、滝。

紅葉していて、圧巻。

澗満滝(かんまんだんき)というようです。

澗満滝

渋峠を越えて、草津温泉へ

もう暗くなってきたので、急ぎます。

白樺が生えていますが、だんだん森林限界が近づいているよう。木々が少なくなって周りが開けてきます。

気持ち良い加速!

道路は緩やかな曲線から、直線ときついカーブの組み合わせに変わります。今日のルートで走って一番楽しいのはこのあたりから渋峠の手前の横手山ドライブインくらいまで。

雨は本降りになってきます。ちょっと飛ばしてみますが、路面が思いのほか凸凹です。道も案外狭い。

718ボクスター GTS 4.0、こういうシチュエーションでも意外と安心感があります。重量配分の良さ、路面をなめるように追従するダンパーを含めた足回りなどが効いているのでしょう。あまり過敏でないステアリングもこういうシチュエーションでは安心感につながります。

やはり重いエンジンが車体の中央にあるミッドシップレイアウトの恩恵は大きいと感じます。エンジンが重しになって後輪にトラクションがしっかりかかるので、アクセルの踏み方に神経を使わなくても車が素直に加速していきます(NAエンジンでトルクが大きくないのもあります)。

音の盛り上がりも楽しめます。バルブコントローラーを入れたこともあり、エンジンの回転数に伴って音が連続的に盛り上がっていきます。これは気持ちいい!

2速でもトップエンド(7,800rpm)まで回せないのは残念ですが、それでも自然吸気エンジンならではの伸びやかな加速は楽しめます。

バルブコントローラー導入の記事にも掲載した動画ですがよろしければどうぞ)

せっかくならオープンで楽しみたいところですが、さすがにけっこう雨が降っているので我慢です。今度は晴れた日にフルオープンで走りたいところです。

国道最高地点もスルーして草津温泉に向かいます。暗くなってきました。

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0
ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0

草津温泉に向かって道を下り始めると、いよいよ空は暗くなってきました。

日本離れした荒涼とした景色の中を走ります。

国道292号

周りを見渡せる駐車場に立ち寄りますが、雨も降っているし、ほとんど何も見えません。笑

ポルシェ 718ボクスター GTS 4.0

草津温泉方面を望む絶景ルートを走ります。雨が打ちつけるように降ってきます。スコットランドかどこかみたいな、幻想的な景色。

国道292号
国道292号

草津温泉に到着したのは17時過ぎ。あまり選択肢がないので昨年も立ち寄った大滝乃湯によって帰ることにしました。

まとめ

今回は天気がいまいちだったものの、念願の小川村周遊ルートに行けたのが良かったです。とにかく、山、山、山で道路も細く、運転が楽しいのは国道292号の湯田中渋温泉郷を超えたあたりから横手山あたりまで(その先は車も多い)と限られていますが、とにかく沿線の景色が素晴らしいので走りの満足感は高いと思います。

また晴れた日に行きたいなと思っています。次は湯田中渋温泉郷で一泊したいです。

走行データ

走行距離:551.4㎞

走行時間:9時間47分

平均燃費:12.2㎞/h

行きは山梨出発、帰りは横浜帰着のため、600㎞以内に収まりました。横浜からの日帰りだとちょっときついかもしれません。山道を走った割には燃費は良い方。高速区間が長いこと、渋滞が少なかったことが効いたかもしれません。

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