小学生の時に乗って感動した憧れの車、メルセデス・ベンツ W126(300SE)。2022年3月に我が家に迎え入れて約2年経ちました。このネオ・クラシックベンツ、果たして普段使いできるのか、体験をもとに感想をお伝えします。
メルセデス・ベンツ W126(300SE)の魅力をオーナー視点で紹介を読む
納車後不具合は発生していない
2022年3月に納車後、4か月後の7月に車検を迎えたもののその時の修理・交換箇所は下記のみ。基本的に消耗品です。
- ブレーキ・フルード・タンクのブリーダキャップひび割れ→交換 12,001円
- フューエル・タンク・キャップのシールひび割れ→交換 3,740円
- 発煙筒交換(期限切れ) 2,475円
そして、今年7月の定期点検ではご報告の通り、予定外の費用はエンジンからのオイルにじみに関するもののみ(ヘッドカバーガスケット(パッキン)交換と清掃)。関連費用も26,809円。
不具合といえる不具合はなく、維持費用もディーラーでの整備にもかかわらずリーズナブルです。
走っている間に困ることはなにもない
走っている間、走行性能などの面で困ることは全くありません。視界はとても良く、運転しやすいです。全長は5mを超えているものの着座位置がミニバンほど前方にはなく、思いのほか内輪差に気を使うこともありません。ホイールベースは2,935㎜と結構長いのですけどね。(我が家で乗っていたC26セレナは2,860㎜でした)

エンジン性能も必要十分です。運転感覚についても、リサーキュレーティングボールの大きなステアリングホイール(パワステ付き)や重いアクセル・ブレーキには時代を感じるものの、運転に慣れないと怖いというようなことは皆無で、最初の1、2分で慣れると思います(運転が可能、という意味で)。
ATも4段でシフトショックはそこそこあるものの、特にこれという怖さはありません。当時の日本に多かったオーバードライブというボタンもありません。
そういう意味では、基本設計が40年以上前の車(発売は1979年)とはいえ、車は十分現代的で完成されていて、特に運転で気をつかうところはありません。
日本の夏への耐性は?
さすがに日本の夏は厳しいですが、今までオーバーヒートをしたことはありません。(ほとんど走らせないですけどね。。)
一度、外気温35℃以上になった日(車載の温度計は42.0℃を示していました)に、東名高速の合流部分で渋滞し、ほとんど動かないまま20分を過ごした時は、水温計が100℃を超えてびくびくしたことはありました。ただ、その時も合流を過ぎて少し走り出したらすぐに80℃台に戻りました。
もともと幅広いV8エンジンも載せるよう設計されていることもあり、300SEが積む直列6気筒だとエンジン回りにかなりの空間があります。そのため熱に対しては有利。実際にディーラーの詳しい方に聞くと、一時的に100℃超えてもほとんどオーバーヒートすることはない、とのことでした。


エアコンは効く?
冷房・暖房ともにばっちり効きます。ちなみに、W126のセンタークラスター周りにあるスイッチ類はすごく大きくて操作しやすいです。

燃費は?
燃費については愛車紹介にて書いている通りで、今のところ7.5㎞/lです。さすがに良くはないですが、10モード燃費6.3㎞/hと聞いていたのに比べると相当マシ。燃料タンクがなくなるまで乗ってしまうと10,000円では満タンにならないので(燃料タンクは90Lもある)、基本私は4割くらい残したところで給油してしまいます。給油ポンプに負荷をかけない意味でも、早めの給油の方がいいかなとは思っています。
しばらく乗らないときは?
普段使いからは少し外れてしまうのですが、古い車だとどうしても一定期間乗らないことがあります。そんなときに怖いのがバッテリー上がり。
私の車には、前オーナー(コレクターさんだそう)が船舶用のキルスイッチをつけてくれたので、基本毎回そのスイッチを使っています。

キルスイッチというのは、すべての電装類への電源供給を遮断するためのもので、車では主にレーシングカーに、レースでの二次災害防止のためにつけられています。が、自動車用だとどうしても電源供給を完全に遮断できないため、この個体には船舶用がついているとのことでした。
私も最初はキルスイッチを使っていませんでした。
しかし、W126はそこそこ待機電源を使うようです。6週間車を寝かせた後にエンジンを始動しようとしたところバッテリー上がりで始動できませんでした。(充電式のジャンプスターターを使って簡単に始動することはできましたが。ちなみにバッテリーはほぼ新品)
それ以来、すぐに次に使う予定がないときはキルスイッチを使っています。ちょっと面倒ですが、これだけで完璧なエンジン始動ができるので、重宝しています。4週間動かさないくらいでは、バッテリーの状態にもよりますがキルスイッチを使わなくでも問題はないようです。


一番の問題は駐車場その1:全長が5mを超えている件
私の場合、普段使いはしているかというと、たまに取引先(工場なので駐車スペースが広い)に行ったり、家族でちょっと遠くの公園に出かけたりといったことはするものの、近くのスーパーやホームセンターに行くのには使っていません。
それは、「駐車スペースで苦労する」からです。
一つ目は全長です。全長5020mmと微妙に5mを超えています(ロングバージョンは5160㎜)。都市部の多くの駐車場では5mの全長制限があり、入れません。幅は1820㎜と、最近の同サイズの車に比べるとスリムなのですが。。。

一番の問題は駐車場その2:ドアミラーがたためない!
ピンチ!納車後機械式駐車場に入れようとしたら。。。
じつはこれが一番のネックです。なんと、ドアミラーが可倒式ではないのです。(W126やW124なに乗っている人には常識のようですが。。)
納車されて自宅の駐車場に入れようとしたとき(全幅2000㎜までOK)、電動格納機能はなさそうなので手でミラーをたたもうとしたら、「えっ?」
たためない。。。一瞬だけ曲げることはできるのですが、曲げた状態で固定はできない。
ミラーが出たままで駐車場に入るわけないじゃん。どうしよう、買っちゃったよ。。
とにかくダメもとで入れてみる
駐車スペースの左右にはポールが立っています。ここを抜けられないと駐車できません。いざとなったら一瞬だけミラーをポールにぶつけてその時だけミラーを曲げて、無理やり入れるか?


車幅がそこまでないことと、ドアミラーも小型だったこともあり、両側3-5cm位は余裕をもっていれることができました。
やれやれ。
幅1850㎜の駐車場では無理だと思います。また、幅に余裕があってもセンサーに反応してしまうこともあるようです。


そんなこんなで、私の場合、基本的に行き先の駐車場が機械式駐車場ではないことを確認してから出かけることにしています。また、駐車場が狭そうなところはミラーをたためないと迷惑がかかってしまうので、ある程度スペースに余裕がありそうなところ限定で駐車するようにしています。
なお、どうしてもたためないと困る方は、他の車種のドアミラーにする手もあるようです。
まとめ
メルセデス・ベンツ W126、普段使いは燃費に目をつぶれば「できます」。ただし、駐車場が鬼門。機械式駐車場は特に注意が必要です。
このように、普段使いには少し注意が必要なW126ですが、丁寧に作られていた時代のこの車には独特の豊かなフィーリングがあり、何ものにも代えがたい魅力があります。
最近はヤ◯ザの車といって怖がられることもなくなってきましたし、W126は丁寧に乗られてきた車が多く、今でもまだ状態の良い個体が手に入るので、気になる方には今が行動するときかもしれません!










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