オープンカーであるポルシェ 718ボクスターでサーキット走行デビューしようというこのシリーズ。
前回、富士スピードウェイの走行ライセンスを取ったことをお伝えしました。
いよいよサーキット走行に向けて準備です。初心者がサーキット走行するために最低限何を準備すればいいのか?について、リアルな実体験をお伝えします。
サーキットデビューのハードルを下げたい
サーキット走行の準備、じつはここで結構な難題が立ちはだかるのです。持って行った方がいいものは数あれど、全部揃えたらお金も手間も大変すぎる。。
たとえばドイツのニュルブルクリンク、サーキット走行は一般開放されてますが、みんな万全な準備している?というと全然そんなことはない。もっと気楽にサーキットで走れたらいいのにな。
そこで、私は「本当に最低限」のサーキット走行準備を実行してみます。もちろん、レギュレーションは守るし周りに迷惑をかけないことが前提です。
なので、交換用タイヤも持って行った方がいい、タイヤ交換の工具も持っていけ、という声があってもとりあえずナシです(718の場合タイヤ積めませんしね)。
最低限の準備:サーキット走行に「絶対」必要なもの
まずは、これがないとサーキットを走れません、というもの。富士スピードウェイのサーキット講習でこれは絶対準備してください、と示されたものです。
| 「絶対必要」なものリスト |
| 1.レーシングヘルメット |
| 2.グローブ(軍手不可。手指が露出しないもの) |
| 3.綿製の長袖・長ズボン |
| 4.履きなれた運動靴(ハイヒール等は不可) |
なーんだ、買わなくてはいけないのは1.と2.のみなんですね。
最低限の準備:できれば揃えておいてほしいもの
これは富士スピードウェイの講習で言われた、サーキット走行の際に準備しておいたほうがいいもの、です。
| 「できれば」揃えた方がいいもの |
| 1.牽引フック |
グローブボックスに入れておけばOK、とのことでした。
推奨だがゆくゆく揃えればいいもの
4輪の場合、サーキット走行のために準備しなくてはならないものが多いのですが、揃えるのは後でも良いでしょう、というものを紹介します。
これも富士スピードウェイの講習の方が直々おっしゃっていたことです。(講習テキストにも書いてあります)
| 「推奨」だがゆくゆくで良いもの |
| ・レーシングスーツ |
| ・レーシングシューズ |
| ・レーシンググローブ |
| ・フェイスマスク |
| ・アンダーウェア |
| ・HANS |
ちなみに、レーシングスーツは一式10万円以上のものが多く、サーキット側も、「最初はなくていいのでは?」とおっしゃっていました。レーシングシューズも同様。
ヘッドライトの飛散防止は「ガラス製のヘッドライトの場合」とのことで、特に必要ないかと。その他工具類も必要、というものはなく、備え付けの工具セットを積んでおけばよさそう。
最低限の準備:車両の必須事前点検箇所
サーキット走行の前の準備として、これだけはちゃんとやっておいて、というのが下記です。
| 車両の事前点検箇所 |
| ・タイヤの空気圧チェックと調整 |
| ・タイヤの溝のチェック |
タイヤの空気圧はポルシェの場合は空気圧計がありますし、ガソリンスタンドで調整してもらえばOK。タイヤの溝も定期点検で見てもらっていれば大丈夫ですね。
中には「空気圧計は必ず持っておくこと」という記事もありますが、富士スピードウェイには空気圧計も置いてありますので、いざというときでも大丈夫かと思います。
消火器類も不要とのことです。
実際に必須アイテムを揃える
レーシングヘルメットを選ぶ
サーキットデビュー準備の一番重要なものは、レーシングヘルメット。できればバイクのとは違うフルフェイスマスクが望ましいとのこと。調べ始めると、なんだあんまり選択肢がない!
私が選んだのはこれです。
・Arai GP-6S 8859 (アライの4輪用ヘルメットのページが開きます)

価格:¥60,000(税別)¥66,000(税込)カラー:白
Araiのヘルメットなら間違いないかなと思ってみてみたら、フルフェイス型は2種類しかない。もう片方はプロユースなので、選択肢は一つしかないかんじでした。
4輪用のヘルメットは、2輪と違って車両火災の危険から身を守るために、開口部が狭くなっているそう。また、難燃素材を用いているところも違うようです。
知ってみると面白そうです。
レーシングヘルメットで困ったのがサイズ選び
AraiのGP-6S 8859にしたのは良いものの、サイズが5種類あります。
XS、S、M、L、XL
だいたい1-2㎝刻みと、かなり細かい。
さてどれだ!?ネットには頭のサイズの測り方が書いてありますが、ちょっとした測り方の誤差でサイズを間違えそう。しかも、ネットでは「サイズ交換不可」しか見当たらない。ネット通販の靴のように、サイズが合わなければ交換、というわけにはいかないようです。
そこで、実際に試着できるところを探そうと思いネットを調べると、Araiのヘルメットを扱っていそうなお店が。しかし、このリスト、古すぎる!あ、最寄りだと思ったスーパーオートバックス横浜みなとみらい店なんて10年くらい前になくなっているぞ!
アライヘルメット講習会終了店(中身は古いようなのでご注意を)
ということで、
1.まずはオートバックスに電話、4輪用ヘルメットは扱いナシ
2.新横浜のアライ4輪ヘルメット取扱店→GP-6Sの在庫はあるがLサイズの在庫はナシ
3.東京芝浦のヘルメットペイント東京に電話→ありますよ!
ようやくたどり着きました。数時間かかったかも。
レーシングヘルメットを買いに行く!
予約をして行ってきました。

Lサイズを試してみます。けっこう圧迫感あるんだ!でもお店の人はこれくらいが良い、と。XLも試してみますが、これだと動いちゃうので、Lの方がいいですよ、と。
少しずつ馴染んできてきつさも取れてくるとのことでした。買ってきたのがこちら!



将来4点式ベルトの車で走ることも考え、ハンスクリップ(4点式以上のベルトにつけるハンスというものに固定するための金具)もつけてもらいました。
グローブはカート用にしました
グローブも最低限の準備品に入るので、ヘルメットとあわせて買ってしまいました。レーシンググローブだとかなり高いので、最初はカート用でいいのでは?と提案をうけ、買ったのがこちら。
alpinestars TECH-1 K v2(メーカーオンラインショップが開きます。日本向けでないのでここでは買えません)

カート用だと素材が難燃性ではないので安いそう(およそ半額)。レースに出ないのであれば難燃性でなくてもよいと思いますよ、とのことでした。
とても親切に教えてくださり、感謝です!
残るは牽引フック
サーキット走行に準備しなくてはいけないものの最後、牽引フック。ここでハタと困ってしまいました。サーキットの方は、「そこらへんで数百円で売っているのでいいので」、というのですが、ネットで調べると、こんなものが。。
RACESENG【レースセング】TUG-HOOK(Amazonのサイトが開きます。)

シャフト別売りで35,800円!
いろいろ探してたら頭が混乱してしまったのですが、どうもこれってドレスアップアイテムも兼ねているのですね。中にはアルミ製のものもあり、それは実際の牽引には向かないんだとか(FIAでもアルミ製は認めていない)
とりあえず718ボクスターには純正の牽引フックがついているので、これで間に合わせることにしました。



1,000円ちょっとでも、ちゃんとしたメーカーでFIA認証を取っているベルトタイプの牽引フックなどもあるようなので、ゆくゆく必要になったら買おうと思っています。
車の事前点検
サーキット走行準備、今度は車の事前点検です。
タイヤの溝は7月の定期点検で前後7.0㎜残っているので大丈夫。
空気圧はガソリンスタンドで給油予定なので、その時にしてもらいます。
あとは、牽引フックと工具の確認をしておけば大丈夫でしょう。
保険は?
サーキット走行準備、最後は保険。富士スピードウェイの場合、施設破損補償制度費用および人身傷害保険料(見舞金)が含まれています。事故を起こして施設を破壊してしまった場合、11,000円以上は免責となります。いわゆるレジャー保険に当たるものはカバーされています。
詳しくはこちらをご覧ください(FISCO1日保険の紹介ですが、内容は同じです)
しかし問題は車両保険。私が入っているソニー損保では、サーキットなどでの走行での事故は車両保険の対象外。そこでいろいろ見てみたのですが、結論1日タイプの保険は表向きには扱っているところは見当たりませんでした。かつては大手はやっていたのですが。年間契約の保険の見積もりもとってみましたが、なんとサーキット走行する月の保険料は通常月+140,000円以上。毎月走りに行ったら保険料の上乗せ分だけで170万円!
現実的でないので、車両保険はなしで行くことにしました。
車両保険については別途記事を書きたいと思います。
まとめ
サーキット走行の準備は、思ったほど大変ではありません(私は少ない情報を頼りに試行錯誤したので大変でしたが)。
レーシングヘルメットとグローブをそろえる(できればリアル店舗で試着して買う)。あとは牽引フックが車についていればOK、なければ1,000円程度のアルミ製でないものを買う。タイヤの溝と空気圧だけは事前に点検、車両保険はなし。
これで行ってみたいと思います!
さあ、いよいよサーキットデビューするぞ!
サーキットデビューの様子はこちらから










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